ギターに限らず、色んな楽器の習得や練習法には、「言語学習」のやり方や覚え方などと共通点があるように思えます。
ここで1つ質問ですが、あなたは日本語を話したり、書いたり、読むことはできますか?
当然、このブログを読んでいる人なら問題なくできているかと思います。
ではその「日本語」はどうやって学んで実際に身に付けましたか?
まずは耳から覚えている!
私は別に言語学者でも専門の評論家でもありませんが、ほとんどの人が赤ちゃんだった頃からいきなりすぐに「字を書いたり読むこと」はできなかったと思います。
人が母国語を覚える過程としては恐らく世界共通で…
言葉を覚える過程
「大量に両親たちの会話を耳で聞く」⇒「聞いた言葉をとにかく発声する」⇒「少しづつ会話が成り立ってくる」⇒「言葉の読み書きの勉強をする」
このような流れで一般的には「言葉」を覚えていると思います。
やはり基本的には「聴覚」から入っています。
音楽も慣れ親しむことが大事!
言葉の習得と同様に、「音楽」もまずは楽譜の読み方や音楽理論などを勉強する前にまずは沢山の「音楽や歌」に慣れ親しむことがポイントです。
まずは大量に「音楽」を聴いてインプットすること!
そして、誰でもすぐにできることは「歌を歌うこと」なので、音程とかは気にせずに思いっきり歌ってみることが大切です。
(大量のインプット⇒アウトプット)
この流れを意識してみて下さい。
楽しくなければやめればいい!?
これを楽器に置き換えてみます。
ギターの場合
(沢山の好きな音楽を聴いてみる⇒実際にギターを持って弾いてみる)
その人の性格や好みとかもあると思いますが、色んな音楽を聴いてみて、やりたいなと思って実際にギターを弾いてみたとします。
そこで「これは楽しいし、出る音も好き!」と思う人もいれば、「何か微妙で楽しくない・難しい」と感じる人もいるかと思います。
そして、「楽しくない」と素直に感じたならば一度はきっぱりとやめてみてもいいと思います。
現に私は親に言われて、小学3年生の頃に約1年間「ピアノ教室」に通っていましたが、全然楽しくなかったので途中でやめています。
音楽はある一定のレベルまでは、「スパルタ教育」みたいに続けても効果はありますが、必ず限界がきます。
やはり「好きこそものの上手なれ!」ではありませんが、本当に好きで楽しんで自ら練習している人にはかないません。
ヴィクター・ウッテンからのアドバイス!
ジャズやフュージョン系で有名なスーパーベーシストのヴィクター・ウッテンも音楽と言語習得の過程に関しておもしろいことを言っています。
印象的な言葉として、「音楽教師たちは音楽を理解する前に楽器を弾くことを教えてしまう」と「世の中はあなたに何を求めているんでしょう?」と言う問いかけでした。
「音楽と創造性」に関して少し深く考えさせられました。
音楽は「音を楽しむ」と書きます。
まずは好きな音楽を沢山聴くことを意識しましょう。