それでも恋するバルセロナを観て音楽を楽しむ!
2008年に上映公開された天才(奇才)ウディ・アレン監督が撮影した「それでも恋するバルセロナ」を久しぶりにまた観ました。
邦題のタイトル通り、スペイン・バルセロナを舞台とした恋愛映画です。
私は、まだ行ったことがない国ですが、スペインは大好きで憧れている場所の1つなので、タイトルだけで観ようと思い、以前にも観てまた最近も改めて観ました。
ロケーション・映像・音楽は最高ですが、ストーリーはウディ・アレン監督作品らしくハチャメチャな展開が続きます。
予定調和が取れない作品なので、ある意味では退屈はしませんし、色々と刺激されまくりです。
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詩的な映画!
ストーリーは、1人の男性を巡り、2人の女性が絡み合い、さらには元妻であったもう1人の女性も入ってきて情熱の国スペインらしい、本能ムキ出し・ちょい官能的な内容となっています。
正直なところ日本人の感覚からすると、ここまでジェットコースターのような感情の嵐に巻き込まれるような恋愛はめんどくさいと思ってしまう場面が多々ありますし、口論のやりとりでつい笑ってしまうような展開もあります。
「恋は盲目」、「愛は戦争」
そんな言葉がふいに脳裏に浮かんできます。
ただ、さすがはウディ・アレン監督ですが、セリフは詩的で美しい言葉があったり、映像は叙情詩のようで惹きこまれる要素は沢山ありました。
ギターは魔法!
スペイン・バルセロナを舞台にしていますので、本編でもフラメンコギターの音楽が流れてきて、スペインの街並みと音楽が本当にマッチしています。
主人公の男性が言った「君はギターという魔法に魅了されているね!」というセリフはとても印象的でしたし、その時に流れた音楽もまた最高でした。
調べてみると、天才ギタリストのパコ・デ・ルシアの「Entre Dos Aguas」でした。
今は亡き、スペイン生まれの名ギタリストです。
ギターは超絶上手いし、リズム感・音の強弱を含めた表現力などが一級品です。
スペインに行きたくなった!
「スペインに行きたいっ!」とさらに強く思うようになりました。
この作品も元は旅行で訪れた旅先で話が展開していきますしね。
ガウディ建築や古い町並み・教会などの風景がとても美しく印象に残ります。
そして、ペネロペ・クルスは本当に美人だし、画になる女優だなーと改めて思いました。
週末などに気楽にただぼーっと映画を観るには最適な映画だと思います。