今の時代、音楽業界だけに限らず、本当に多くのモノと情報に溢れていて、実力やスキルはあるのに埋もれてしまったり、認識されることが難しくなっている傾向にあります。
とくに駆け出しのアーティストやバンドマンは区別がつきにくく、印象に残らないことが多いのが現状です。
こんな時に絶対的に必要なスキルとしては、自らを客観的に見るセルフプロデュース能力だったり、自己ブランド化することを真剣に考えることが重要になってきます。
セルフプロデュースで成功した人達!
セルフプロデュースで成功したアーティストの代表格として、まず思い浮かぶのは、ヴィジュアル系バンドという文化自体を作り上げてしまったX JAPANやLUNASEAなどが挙げられます。
全てを自分達で考え取り仕切ることはかなり難しいことだし、己自身を俯瞰的に見ることができないと、ただの自己満に陥るケースが多いですが、彼らは自分自身に対してすごく厳しい目線で見ることができて切磋琢磨をしてきました。
ここで大切なことは、「そもそもセルフプロデュースや自己ブランドという定義は何なのか?」ということを理解しているか、もしくは肌感覚で知っているかということです。
とくにLUNASEA(ルナシー)のメンバーのインタビューを聞いていると、昔からよくアイデンティティーという単語が出てきます。
LUNA SEA(上図)
私は小学生の時からファンでよくこの言葉を耳にしていましたが、正直なところこの頃はハテナ(?)でした。
ブランドの定義とは!?
BRAND(ブランド)の言葉の派生は、同カテゴリーのものとを区別することであり、ようは選ばれる絶対的な理由です。
言葉の原義としては、沢山ある家畜の牛に「焼印をつけること」で、区別化したことです。
中国の工場では、大量に生産ラインで作られた革製品にルイヴィトンの焼印を付けた瞬間に一気に価値と価格が上がる工程です。
そして、ブランド化させる工程として、1番最初に明確なアイデンティティーを打ち出すことが最も大切になってきます。
アイデンティティーって何!?
アイデンティティーとは簡単に言ってしまうと、「私は○○である!」と宣言することの○○に当てはまるものです。
例えば…
「俺たちはロックスターだ!」とか、「私は官能的なフレーズを弾くギタリストだ!」とか、「世界を牽引するようなトップミュージシャンだ!」みたいな感じです。
そして、最初は自分が相手にこう思われたい姿を具体的に考えることからスタートします。
それもやはり現実的に小さく考えるのではなく、発想を広げて大きく考えることがポイントです。
心理学的にいうと、人間は「自分が普段考えているような人になる」という習性があるようで、これを何年も考えていると、それが潜在意識にインプットされてしまいます。
無意識の領域で働く潜在意識のパワーは、意識して働く顕在意識のパワーとは比べものにならない程に強いので、小さく考えてしまうともったいないです。
彼らは自分達をどう思っていたのか?
日本の音楽シーンを引っ張ってきたX JAPANやLUNASEAのメンバーは自分達のことをどう思っていたのか?
何を目指して音楽を作ってきたのか?
それは...
天下を取るためです!!
とくにインディーズ時代からデビューしたての頃のギラギラ感や存在感や、若さゆえの尖った威圧感などは圧倒的でした。
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とくにX JAPANのドラマーのYOSHIKIとLUNASEAのボーカルの河村隆一の目のぎらつき感や、メディア関係者を含め、「ライブに足を運んでくれた人たちを絶対に俺たちのファンにさせてやる!」という意気込みは見ていても伝わるほどの熱さとスリル感がありました。
ようは、心が渇いていてハングリー精神があったのです!
音声動画はこちら。
是非一度、時間を確保して、相手から選ばれるように、「自分はどう思われたいのか?」を考えてみることから始めてみてほしいと思います。
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