手首全体を使ったヴィブラートとは別に、アーム(アームバー)を使ったアームヴィブラートのやり方とポイントに関して説明します。
アームとは!?
アームは、レスポールタイプのギターには付いておらず、ストラトタイプのギターやフロイドローズ搭載のギターに付いてるアームバー全体のことを言います。
また、アームの種類も大まかに言うと2種類に分かれており…
・シンクロナイズドトレモロタイプ
⇒通常のストラトキャスタータイプのギターに搭載されてることが多く、あまり激しいアーム操作をするとチューニングが狂いやすいタイプ。
・フロイドローズトレモロタイプ
⇒フロイドローズ搭載のギターで、ギターのネックと弦を特殊装置でロック(固定)してる為、激しいアーム操作をしてもチューニングが狂いにくい。
しかし、弦交換やギターの調整が何かと大変なタイプ。
どちらのタイプが優れてるという訳ではなく、ギタリストのプレイスタイルや人の好みによって選ばれることが多いです。
アーミング奏法の用語!
・アームダウン
⇒アームバーを握って、ギターのボディー側に強く押すことによって、ギターの弦が緩み、音程が低くなるプレイ。
・アームアップ
⇒アームダウンとは逆に、ギターのボディー側とは反対方向にアームバーを引くことによって、ギターの弦が引っ張られ、音程が高くなるプレイ。(フロイドローズ搭載のギターでないとやりにくい)
・アームヴィブラート
⇒アームバーを小刻みに揺らすことにより、音が揺れてヴィブラート効果を出すことができるプレイ。(今回紹介するのはこれ)
今回は、単音フレーズで使うプレイではなく、コードプレイで使うフレーズを紹介したいと思います。
動画で詳しく解説!
視覚的にもわかりやすいように、動画を撮影したのでこちらをご覧ください。
動画内で使用してるコード進行は、「G6⇒CM7」です。
テクニック的には、難しくはないと思いますので、色んなタイプの音楽を聴いて研究してみると、アームの表現力が増すと思います。
まとめ!
・ギターに搭載されているアームの種類は、シンクロナイズドトレモロアームか、フロイドローズトレモロアームの2種類でありそれぞれの特性がある。
・コード(和音)を使ったアームヴィブラートの場合は、少しゆったりめでヴィブラートをした方が雰囲気が出やすい。
いかがでしたか?
曲の雰囲気やBPM(テンポ)に合った加減でアームヴィブラートをかけることを心掛けて下さい。