
カナダで結成されたバンドであるラッシュ(Rush)のギタリストである、アレックス・ライフソン。
3ピース編成でありながら計算された凝ったアレンジで同国カナダでは国民的なモンスターバンドに成長しました。
今回は、プログレッシブ・ロックの先駆者であるアレックス・ライフソンのギタープレイと使用機材を紹介します。
音声動画はこちら。
アレックス・ライフソンのギタープレイ!
アレックス・ライフソンのギタープレイの特徴としては、曲のアレンジでの構成力やコードの広がり感や間の取り方が絶妙なことです。
複雑な曲の構成が多いプログレの展開の中で、テクニック志向には走らず、
割とどっしりと構えてギターの音色や印象に残るギターフレーズで勝負するタイプです。
特筆すべき点は、アルペジオフレーズの音の選び方・センス・リズムが抜群に上手く、ギターアレンジの点で多くのギタリストに影響を与えています。
バンドの音楽スタイル的にあまりアドリブなどは入れず、計算された構築したギターフレーズを奏でることが多いです。
使用機材!
ギターテックの人が機材を紹介している動画を添付します。
ギターは、ギブソンから自身のモデルを作ってもらっています。(高級品ですね)
価格:868,000円 |
![]()
ギブソンレスポールの定番のES-335シリーズも使用しているようです。
Gibson Memphis ES-335 P-90 2019 (Vintage Sunburst) 【rpt5】 価格:278,640円 |
![]()
ポールリードスミスのエレアコ。
Paul Reed Smith /PRS ( ポールリードスミス ) SE A15AL ALEX LIFESON 【アコースティックギター 特価品 】【半端無い価格! 】 エレアコ 価格:80,000円 |
![]()
アンプは、ヒュース&ケトナーのTRIAMP MARKシリーズ。
Hughes&Kettner(ヒュース&ケトナー)TRIAMP MARK3 【HUK-TRI/M3】【ギターアンプヘッド】【送料無料】 価格:492,480円 |
![]()
エフェクターは、定番のFRACTAL AUDIO SYSTEMS。
FRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx II XL 【フラクタルオーディオシステム】【アックスエフエックス】【マルチエフェクター】【新宿店】 価格:297,000円 |
![]()
あとはTCエレクトロニックのG-FORCEを使用しています。
ラッシュのオススメ曲を紹介します。
The Spirit Of Radio:
開放弦を多用したイントロのフレーズが印象的な曲です。
広がり感のあるアルペジオもかっこいいです。
YYZ:
ラッシュの代表作となっているインストナンバーです。(歌なし)
変拍子を使ったギターとベースのユニゾンフレーズがかっこいい曲です。
途中の哀愁感漂う短めのギターソロが弾き過ぎない感じで好きです。
ラッシュの今後の動向は!?
ラッシュは、現状事実上の活動休止状態となっています。
理由は、ドラマーであるニール・パートの腱鞘炎をはじめとした健康状態の問題から彼が音楽活動を引退したからです。
以前からあまりドラムを叩ける状態ではないと言われていましたが、健康状態が悪いらしくすっかり表舞台から姿を消してしまいました。

残されたメンバーである、アレックス・ライフソンとゲディー・リー(Ba,Vo)は別のプロジェクトを今後は進めるとの事で、
40年以上続いたラッシュでの活動には満足しているようです。
ニール・パートの死、そしてRushは再びステージへ
この記事を最初に書いた頃、Rushは事実上の活動休止状態となっていました。
長年ドラムと作詞を担当してきたニール・パートは、最後のツアーとなった「R40」終了後に音楽活動から引退。
その後、膠芽腫という脳腫瘍を患い、約3年半の闘病を経て2020年1月7日に67歳で亡くなりました。
Rushというバンドにとって、ニール・パートは単なるドラマーではありません。
複雑な変拍子を正確に叩きながら独特のグルーヴを生み出すドラミングはもちろん、作詞家としてもRushの世界観を作り上げてきた中心人物の一人でした。
ドリーム・シアターをはじめ、彼から影響を受けたミュージシャンは数え切れません。
そのため、ニールがいなくなったRushを再び見ることはないのだろうと思っていました。
ところが、2026年に大きな動きがありました。
ゲディー・リーとアレックス・ライフソンが、ドイツ出身のドラマー、アニカ・ニレスを迎え、「Fifty Something」ツアーを開催。
Rushの50年以上にわたる音楽を振り返るとともに、亡くなったニール・パートの功績を称えるツアーとして、再びRushの楽曲をステージで演奏しています。
もちろん、ニール・パートの代わりになるドラマーなど存在しないと思います。
それでも、長い時間を経てゲディー・リーとアレックス・ライフソンが再びRushの音楽を演奏していること自体、
長年聴いてきたファンにとっては感慨深いものがあります。
トロントで偶然Rushのコンサートに遭遇した話
Rushといえばカナダを代表するバンドですが、私にもトロントで暮らしていた頃のちょっとした思い出があります。
ワーキングホリデーでトロントに滞在していたある日、友人とダウンタウンを歩いていると、何やら大きな人だかりができていました。

近くまで行ってみると、なんとRushのコンサートが行われていました。
もちろん私たちはチケットを持っていたわけではないので、会場の中には入れません。
ところが、外までかなり大きな音が漏れてきていたんです。
「せっかくだから少し聴いていこうか」
という感じで、友人と会場の近くに立ち、10分くらいRushの演奏を聴いていました(笑)。
ちゃんとライブを観たわけではありません。
でも、日本にいた頃から知っていたカナダのバンドの音を、そのバンドが生まれたトロントの街で、しかも偶然通りかかった場所で聴く。
今振り返ると、これもトロントで暮らしていたからこそ経験できた、小さな思い出の一つです。
海外生活というと、何か人生を変えるような大きな出来事を想像するかもしれません。
でも、長い時間が経ってから意外と思い出すのは、こういう何気ない出来事だったりします。
25歳でそれまで活動していたバンドを解散し、カナダへ渡った私ですが、
トロントでも結局ギターを買い、ライブを観たり、外国人たちと音楽をやったりと、音楽から離れることはありませんでした。
今回、そんなトロントで過ごした一年と数カ月の出来事を、一冊の本にまとめました。
このRushの出来事自体は本には書いていませんが、語学学校、レストランでの仕事、旅、人との出会い、そしてギターや音楽とともに過ごした日々を書いています。
→ 25歳、バンドを解散してカナダへ行った。トロントで過ごした一年と数カ月を本にしました
Rushの音楽を聴くと、今でも時々、あの日のトロントの街を思い出します。