音楽の名言が炸裂、のだめカンタービレ 最終楽章の映画を見てみた!
マンガの「のだめカンタービレ」を原作としたドラマシリーズが2006年にやっていて、その続編として公開されたのが「最終楽章」の映画でした。
私の場合は、当時テレビドラマから入り、「ギャグ漫画!?」と思わせる話の展開とコミカルなセリフのやりとりが面白くて大好きなドラマの1つでした。
それと同時に「クラッシック音楽」の音大生の成長模様も垣間見れて、あまり普段クラッシック音楽を聴かない人でも楽しめる敷居の低さもありツボでした。
結構、音楽を題材としたマンガシリーズは、実際に音楽をやってる人からすると、「?...」と思うことや「誇張表現しすぎ!?」と思うシーンがあり、当たり外れがありますが、「のだめカンタービレ」に関しては、当たりの部類の作品だと思っています。
映画の舞台!
ドラマで人気に火がついた作品なので、話のあらすじなどは省きます。
映画の舞台は、玉木宏が演じる千秋真一(通称:千秋様・先輩)と、上野樹里が演じる野田恵(通称:のだめ)が、クラッシックの本場であるヨーロッパのフランスに渡ってから1年後の設定から始まります。
のだめは、留学生として日々ピアノの課題練習に励み、千秋は指揮者として、フランスを拠点にドイツ・オーストリア等で活動を広げていくというざっくりとしたストーリーです。
私がまずこの映画を見て思ったのが、舞台であるヨーロッパのきれいな街並みと、オーケストラの練習風景の描写がとてもマッチしていて良かったこと。
そして、良い具合に抜け感が出る「ギャグ路線」のセリフ回しとストーリー展開が最高に笑えました。
もちろん、肝心のクラッシック音楽の曲の説明や音楽の演奏自体も良くて単純に音楽の勉強にもなります。
印象に残ったセリフ!
この映画の中で格言ともいえるような印象的なセリフがあります。(名言)
それは、オーケストラのある団員の1人が、なかなかオケ全体の練習がまとまらなくてメンバー同士でもめている時に出たセリフです。
アンサンブルの神髄はハーモニーなんだ、ようするに調和だ。
音楽の本質は調和にあり。
それを表現するのが真の音楽家というものだ。
このセリフは、本当に胸に突き刺さりましたね。
クラッシック音楽に限らず、ロックバンドなどのアンサンブルでも通じる名言だと思います。
主役のメロディー楽器を引き立てるためのリズムやコード進行(伴奏)があり、時には全く弾かないことも求めらることがあるとは思いますが、曲全体の調和を考えるとそれが効果的なことも多々あります。(引き算の美学)
最後に個人的にこの映画の中で好きな曲で、千秋が弾き振りをしたJ.Sバッハ作曲の「ピアノコンチェルト第1番ニ短調」を紹介します。
これぞ壮大で甘美なバロック音楽の象徴といえるような曲ですね。
映画の中では、この曲を千秋がピアノで演奏しながら指揮を執り、完璧な演奏をするので、のだめが取り残されてしまったと思いショックを受けるシーンにつながります。
コミカルに描かれる「のだめカンタービレ」は最高でした。
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