ロックギター界の超カリスマであったジミ・ヘンドリックスが、多用していたコード(和音)として有名になった通称ジミヘンコード。
7th(セブンス)コードの一種なんですが、ある1つの特殊なテンションノート(音)を足すことで、非常に当時は斬新でかっこいいコードとして有名になりました。
ロックやブルース以外にも、ジャズやフュージョンなどでも使われるようにもなりました。
今回は、そのジミヘンコードに関して詳しく説明していきたいと思います。
ジミヘンコードとは!?
ジミヘンコードとは、通常の7thコードの音に#9(シャープナインス)の音を足したコードのことを言います。
このたった1音を足すだけで、不安定だけど何か耳に残る不思議なコード感が広がります。
彼がよく使ったE7(#9)の構成音は…
1度 ⇒ E
3度 ⇒ G#
短7度⇒ D
長9度⇒ G (←テンションコード)
となります。
コードの押さえ方!
今回は、よく使う7thコードと、ジミヘンコードの2つを比較して押さえ方を紹介します。
・E7の場合は、5弦7フレットを薬指、4弦6フレットを中指、3弦7フレットを小指、2弦5フレットを人差し指で押さえます。
・E7(#9)の場合は、5弦7フレットを中指、4弦6フレットを人差し指、3弦7フレットを薬指、2弦8フレットを小指で押さえます。
最初は、どちらのコードフォームも慣れなくて、難しいかもしれませんが、応用が効くコードフォームなので覚えておくと後で役に立つと思います。
動画で詳しく解説!
視覚的にもわかりやすいように、動画を撮影したのでこちらもご覧下さい。
このE7コード一発でもカッティングの刻みやリズムパターンを工夫するだけで、ギターリフや曲もできるので、色々と試してみて下さい。
簡単なセッションとかでも応用できます。
ファンク系の音楽でよく使う、7th(セブンス)コードを奏でよう!
まとめ!
1.ジミヘンコードとは、7thコードに#9thの音を足したテンションコードのことを言う。
2.小指を使うので、ギター初心者の頃はコードの押さえ方が少し難しい。
3.コードのカラーが独特なので、カッティングリフやファンク系のセッションなどでも応用が効く便利なコード。
いかがでしたか?
ジミヘンコードに限らず、7thコードなどはロック・ブルース・ファンク・フュージョンなどの幅広い音楽ジャンルで多用されるので、コードの押さえ方や構成音も含めて覚えておくと何かと便利です。