レガート奏法のトリルは、ハンマリングとプリングのテクニックを交互に連続して行う奏法のことで、装飾フレーズや経過音としても使うことが多い奏法となります。
今回は、ラン奏法としても使えるトリルのやり方とポイントを説明します。
トリルの基本!
例)3弦5フレット→7フレットの場合。
【トリルのやり方】
1、3弦5フレットを人差し指で押さえてピッキングをしたら、3弦7フレットを薬指でハンマリングをしてその後すぐにプリングをする。(H&Pを交互に繰り返す)
2、トリルをしてる最中に指がギターの指板上からあまり離れないように、必要最小限の動きで音が出るようにフィンガリング(指の力)を鍛えること。
奏法のテクニックとしては、難しくはありませんが、音量が小さくなったり、音がビビったりすることもあるので、シビアにチェックすること。
また、指の持久力も求められるので、反復練習をしてフィンガリングの持久力を高めることも大切です。
トリルと聞くとピアノのイメージも強いですね。
練習メニュー!
まずは、ギター初心者の頃は、人差し指を支点にしてフィンガリングを鍛える練習が効果的だと思います。
例)
・人差し指&中指
・人差し指&薬指
・人差し指&小指
など、これを各セット1分間位は、連続でできるように持久力を鍛えることが上達の近道となります。(地味な練習ですが…)
動画で詳しく解説!
視覚的にもわかりやすいように、動画を撮影したのでこちらをご覧下さい。
まとめ!
・トリルとは、ハンマリングオンとプリングオフを交互に繰り返すことで音が繋がる装飾音のことをいう。(ラン奏法)
・人差し指を支点とした全ての指のパターンで反復練習をして指の力と持久力を鍛えること。
いかがでしたか?
はっきり言って地味な練習でおもしろくはないかと思います。
ただし、左手全体のフィンガリング(指の力)と持久力を鍛えるには最適なデイリーエクササイズなので、修行だと思って3週間くらい続けると、上達具合を実感できるかと思います。
ぜひトライしてみて下さい。