ヴィブラートには、ロックやブルース等でよく使用する縦揺れのタイプと、ジャズ等で使用する横揺れのタイプと2種類あります。
割合的には、圧倒的に縦揺れのタイプのヴィブラートの方が使用頻度は高いですし、個性が出せるし、プレイ面でも派手です。
しかし、音楽の表現の幅を広げる為にも少し地味ですが、今回は横揺れのヴィブラートのやり方とポイントに関して説明します。
音の伸ばし方!
例)3弦7フレットの音をヴィブラートする場合。
【ヴィブラートのやり方:横揺れ編】
1、3弦7フレットを薬指で押さえて、ネックを親指を出したロックフォームで握り、ピッキングをしたら、弦上に対して平行にネック側に薬指を押しつけながら横方向に交互に動かす。
2、ヴィブラートをかけて音を伸ばしてる時に、隣の弦などに指が当たってノイズが出ないように、左手の人差し指や右手のハラの部分などを使ってしっかりとミュート(消音)すること。
音のイメージとして…
正直なところ、感覚としては、音の揺れ幅が小さいので、印象が地味だし、「揺れてるの?」と思うかと思いますが、その位の微妙さ加減で全然大丈夫です!
ジャズなどの音楽ジャンルでは、その位の影武者並みの渋いプレイの方が合います。
サスティン(ロングトーン)を出してるイメージが合うかと思います。
動画で詳しく解説!
視覚的にもわかりやすいように、動画を撮影したのでこちらもご覧下さい。
演奏する音楽ジャンルによって、ヴィブラートのかけ方をうまく使い分けてみて下さい。
まとめ!
・ヴィブラートには、ロックやブルースで多用する縦揺れのタイプとジャズなどで使う横揺れのタイプと2種類ある。
・少し地味な表現の横揺れのヴィブラートは、サスティンを出してるイメージでやること。
・ノイズが出ないように余ってる指ではしっかりとミュートをすること。
いかがでしたか?
横揺れのヴィブラートの音の変化は本当に微細です。
ただその微妙な音の揺らし方で表現したいものもあるので、引き出しを増やすためにマスターしておいても損はないと思います。
チョーキングヴィブラートを覚えて、ヴィブラートのバリエーションを増やそう!