ギターを弾き始めてから恐らく1番最初にぶち当たる壁の1つが、難攻不落とウワサされているFコードかと思います。
ギター初心者にとっては、1弦から6弦までをキレイに音を鳴らすことが難しいですし、最初は指も痛いです(泣)。
しかし、この「Fコード」に代表されるようなバレーコードのコードフォームは、手の形を覚えてしまうと横に平行移動するだけで、簡単に他のコードネームに変わります。
仮に6弦ルートのF(1f)を2フレット分上げると、Gコード(3f)になるので、実はコードチェンジも簡単なんです。
今回は、そんな便利なFコードの押さえ方とちょっとしたコツを解説します。
Fコードの押さえ方!
手順1:人差し指1本で複数弦をセーハする
これが難しいと言われる最大の原因かと思います。
ポイントとしては、人差し指の真ん中を押弦するのではなく、指の側面を軽く曲げて押さえることです。
そして、Fコードをセーハする時に大事な考え方として、実際に音を鳴らす弦は、1、2、6弦だけでいいと言うことです。
あとは、空いてる他の指で押弦するので、そんなに精神的に変なプレッシャーを感じる必要はありません。
手順2:中指・薬指・小指をしっかりと立てる
各指が隣の弦に当たって音がミュート(消音)しないように、指先を立てて弦を押さえます。
なので大前提として、日頃から爪は短く切っておいて、ギターを弾く際にジャマにならないようにしておきましょう。(筆者は3日に1度は爪を切ります)
具体的な練習法!
1、Fのコードフォームのまま高フレット側に移動します。(例:8f辺り)
2、コードを押さえて音を鳴らしたら手をパッと離します。(コードフォームを身体の感覚で馴染ませるため)
3、これを同じフレットで数回やったら半音づつ(1f)下降していきます。
4、そのまま最終ポイントである6弦1フレットまで平行移動します。
ギターの構造上、高フレット側の方が簡単にコードを押さえられるので、その感覚や力の入れ加減などを自分の身体に覚えさせます。
この地道な反復練習を毎日続ければ、目安として3週間位でFコードは攻略できます。
仮に一生懸命練習して出来なかったとしても、そこでイヤになってギター自体をあきらめてほしくはないです。
「省略コード」という裏ワザが音楽にはあります。
Fの省略コード!
パターン1
5弦と6弦(パワーコード)の音を省いて押さえます。
パターン2
上記のものからさらに1弦の音(F)も省略します。
動画で詳しく解説!
コードの押さえ方のポイントに加え、音を省いても大丈夫な理由などを音楽理論的にも解説していますので、こちらをご覧ください。
まとめ!
1、人差し指1本でセーハする時は指の側面を軽く曲げて押弦する。
2、爪を短くし、中指・薬指・小指はしっかりと指先を立てる。
3、高フレット側から徐々に低フレット側にコードを押さえて、コードフォームを押さえる手の感覚を身体に馴染ませる。
4、できない時は省略コードを活用してもいい。
いかがでしたか?
結論を言うとFコードは慣れの問題です。
最初は難しいと思っても身体で1度覚えてしまうと、コード(和音)の世界が一気に広がります。
得られる恩恵も大きいので、簡単に諦めずに根気よく練習して自分のモノにしてほしいと思います。
何かの参考になれば幸いです。