以前のブログ記事では、ラルクアンシエルのギタリストであるKenがギターを弾く上で大切にしてることの1つとして、「弾きたい気持ち」に関して紹介しました。
今回は続いて2つめの「感性」に関して記事を引用します。
(以下記事を一部引用)
インタビュアー:続いて“感性”については?
Ken:自分はよく景色から曲を書くことがあるんですね。
例えば早朝の朝焼けのまだ薄暗いところで、“空気がきれいだなと思いました”という状況があったとする。
そうしたら、その“思いました”が、さっきの“弾きたい気持ち”のところへ向いて、さらに“朝焼けの涼しい空気”をギターで表現したいと思う気持ちが“感性”なのかなと。
そうすると例えば直接的に“激しい”という言葉を使わなくても、“そういう風に弾きたい”みたいに感じさせることができてくると思うんですね。
感性を磨く努力も必要!?
音楽や芸術などの世界では、この「感性」に関しては本当によく言葉として出てきます。
例えば、「感性豊かな表現をする!」とか、「映像が浮かぶような感性を持っているね!」とか、「センスと感性が良い!」みたいに言葉のニュアンスや意味合いは多少違えど、よく出てくる話題のひとつです。
個人的に思うのは、音楽を作る上では、この「感性」だけで勝負して名曲を作れる人は稀にみる天才タイプの人で、スティーヴィー・ワンダーやマイケル・ジャクソンのように何10年に1人生まれてくるような逸材の人にしか備わっていないことが多いように思います。
(マイケル・ジャクソンとスラッシュ:上図)
プロでも多くのミュージシャンはある程度の「音楽理論」を勉強して、努力をして、且つ感性を磨く為にも多くの音楽を聴いたり、映画を観たり、色んな場所へ旅をしたりして、嗅覚を鋭くしています。
自分自身の声を持つことが最も重要!?
多くのミュージシャンがよく言うことですが、「自分の感情を表現するための独自の声を持て!」と…。
それは、人によっては、歌声だったり、楽器のトーンだったりしますが、自分が頭の中でイメージしたものを具体的に音に置き換えて表現する声(ボイス)のことだと思います。
表現する声は、歌かもしれませんし、ギターやピアノやサックスなどのメロディー楽器かもしれません。
あるいは、心地よいビートやグルーヴ感を生み出す為のベースやドラムなどのリズム楽器かもしれません。
実は技術を磨くよりも、自分の独特の声やトーンを身に付けることの方が遥かに難しいですし、時間もかかります。
しかし、一流のミュージシャンの方々は、ほぼ例外なくそれを持っています。
一朝一夕でモノにできることではないですし、それを一言で言ってしまうと「個性」かと思うので、自分自身で探すしかありません。
私もずーっと模索中です(笑)。
しかし、理想とする音のイメージなどは明確にあります。
なので、理想とする音やギタリスト像などを明確にすることがヒントの1つではないかな?と思います。
自己探求する世界!
正直なところこの「感性」に関しては、奥が深くて、文章などで「あーなるほど!」と納得するものではないかと思います。
ある意味では、自分で考えることだったり、感じることなので、答えも無数にあると思います。(自己探求)
答えを探す1つのきっかけとして、何かのヒントになれば嬉しいです。