先日、テレビ番組の「関ジャム完全燃SHOW」でギタリスト特集として、LUNA SEA(ルナシー)のSUGIZOとGLAY(グレイ)のHISASHIと赤い公園の津野米咲の新旧に渡った3人のギタリストがゲストとして出演していました。
その番組の中で、プロのギタリストが選んだ凄いギターリフ特集というのがやっていて、結構おもしろかったので紹介します。(ランキング形式ではなく紹介された順序です)
1.『Ziggy Stardust』(1972年/デヴィッド・ボウイ)
2.『ワタリドリ』(2015年/[Alexandros])
3.『Are You Go My Way』(1993年/レニー・クラヴィッツ)
4.『20th Century Boy』(1973年/T・レックス)
5.『My Sharona』(1979年/ザ・ナック)
6.『ラブ・ストーリーは突然に』(1991年/小田和正)
7.『Burn』(1974年/ディープ・パープル)
8.『#1090~Thousand Dreams~』(1992年/松本孝弘)
9.『天体観測』(2001年/BUMP OF CHICKEN)
10.『Oh,Pretty Woman』(1964年/ロイ・オービソン)
11.『WALK THIS WAY』(1975年/エアロスミス)
12.『Layla』(1970年/デレク・アンド・ザ・ドミノス)
13.『BAD FEELING』(1985年/BOOWY)
14.『そばかす』(1996年/JUDY AND MARY)
15.『CAN’T STOP』(2002年/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
16.『誘惑』(1998年/GLAY)
17.『IN SILENCE』(1996年/LUNA SEA)
18.『Beat It』(1982年/マイケル・ジャクソン)
19.『Smells Like Teen Spirit』(1991年/ニルヴァーナ)
20.『Smoke On The Water』(1972年/ディープ・パープル)
21.『SPARKLE』(1982年/山下達郎)
22.『雨あがりの夜空に』(1980年/RCサクセション)
23.『Neon』(2001年/ジョン・メイヤー)
24.『おしゃかしゃま』(2009年/RADWIMPS)
25.『ギリギリchop』(1999年/B’z)
26.『リライト』(2004年/ASIAN KUNG-FU GENERATION)
27.『Day Tripper』(1965年/ザ・ビートルズ)
28.『Back In Black』(1980年/AC/DC)
29.『DISCO FLIGHT』(2007年/凛として時雨)
30.『STAY GOLD』(1999年/Hi-STANDARD)
ちなみに1~20までの選曲は、「歌より有名かも!?」編で、21~30の選曲は、「プロだから分かる凄いテクニック」編という位置づけで選ばれたものです。
日本のプロミュージシャンの面々が選んだこともあり、日本のバンドが多く入っている印象があります。
また、音楽ジャンルもロックからポップスと幅広くあったので、ギターリフと聞くとどうしてもヘヴィーメタルのような重く切れ味鋭いサウンドのイメージが先行される私のイメージとは遠く離れたものでした。
ギターリフの音楽的な意味に関してはこちらの記事を参照して下さい。
ギターリフとイントロの違いとは!?
ギターリフとイントロは区別がつきにくいものかと思いますが、ロック畑の人からすると、やはりギターリフとイントロとでは明確に意味合いもイメージも異なります。
リフとは、そもそもリフレインの略語であり、「繰り返す」という意味があるので、リフは曲中で何回も出てくるものです。
それに対してイントロは曲の冒頭で出てくるもので、1回きりです。
そして、歴史に残る名リフははっきり言って曲のメロディーよりもインパクトがあり強烈に記憶として残ります。
それを考慮すると上記の選曲は、いくつかハテナ(?)と思ってしまう曲もあります。
厳選して5曲に絞ってみました!
完全な主観ですが、ギタリストとしてとても勉強になる曲を5曲に絞ります。
1、「Are You Go My Way」
これは本当にロック史に残る名リフの好例です。
コード進行が変わっても印象的なフレーズがひたすら繰り返されます。
2、「Walk This Way」
ツインギターのコンビネーションも素晴らしいエアロスミスは、この曲以外にもかっこいいギターリフの曲は沢山あります。
3、「Layla」
チョーキングを多用した哀愁漂う名フレーズです。
エリック・クラプトンは、リフだけではなく、ギターソロなどでも耳に残るフレーズを組み立てるのが本当に上手いです。
4、「Can't Stop」
私の惜しメンであり、ギターヒーローでもある元レッチリのジョン・フルシアンテ。
かっこいいカッティングリフとリズムのアイデアと曲作りのセンスなど全てが本当に参考になります。
5、「Beat It」
ロックとダンスミュージックを上手く組み合わせた好例の曲です。
マイケル・ジャクソンは、楽器は弾けませんが、鼻歌や口でベースラインとメロディーを作ります。(声が最高の楽器)
そして、何気にこの人も印象的な名リフを作る人です。
レッド・ツェッペリンを忘れてないですか?
上記の30曲を見て最初に思ったのが、「おいおい、レッドツェッペリンが1曲も入っていないのか?」でした。
確かに時代としては古いバンドだけど、ジミー・ペイジほど音楽史に残る有名なギターリフを沢山作り、後世のギタリスト達に多大な影響を与えた人物はいないだろうと思っているからです。
それでも新たな視点での気づきもあったので、テレビ番組としてはとてもおもしろかったです。
関ジャニは、ジャニーズだけどメンバーの音楽と楽器に対する情熱は本物だから見ていて好感が持てました。