ギターの演奏技術の中でも、タッピング奏法は多くのギタリストにとって魅力的なテクニックです。
その独特なサウンドは、リスナーを驚かせるだけでなく、演奏者自身も新たな表現の可能性を広げます。
本記事では、タッピング奏法の基本から応用までを徹底解説し、あなたのギタープレイを次のレベルへと引き上げるためのヒントを提供します。
ライトハンド奏法(タッピング)には、おもに左手のフィンガリングから始める左手先行タイプのものと、右手のライトハンドから始める右手先行タイプの2種類があります。
まずは、ライトハンドの基本として教わることが多いのは、左手先行タイプだと思います。
しかし、あくまでも私の今までの経験上ですが、実際に曲の中で使うものとしては、右手先行タイプから始める方が多かったように思います。
今回は、右手先行のライトハンドから始めるものを紹介します。
右手から始めるライトハンド奏法!
・弾き方(3弦12フレット→5フレット→7フレット)のラン奏法の場合。
右手の中指で3弦12フレットを叩いて音を出し、左手人差し指で5フレットを押さえた上で、右手中指をギターの弦の下方向にひっかくようにして、プリングをし、そのあとに左手薬指で7フレットをハンマリングする。(あとは、それを繰り返す)
*ピッキングを一切しないので、フィンガリング(指の力)がしっかりしてないと、ちゃんと音が出ないので、ハンマリングとプリングを強めにすることを意識することが大切です!
トリッキーな感じにするために…
ライトハンド奏法の1番の魅力は、やっぱり音程の高低差の幅があり、トリッキーな感じに聴こえることだと思います。
そこで、さらにテクニカルにトリッキーな雰囲気を演出するためのヒントを紹介します。
【トリッキーなフレーズにするヒント】
1、まずは、ギターの音程の高低差を最大限に生かすために開放弦(0フレット)を多用すること。
2、リズムの譜割りを複雑化すること。
16分音符や5連符や6連符など、細かい譜割りになればなるほど、トリッキーな雰囲気を出すことが可能となります。(難易度は増しますが…)
動画で詳しく解説!
動画を撮影したのでこちらをご覧ください!
動画内では、右手先行の「ライトハンド奏法」のやり方やコツと、トリッキーに聴こえる為の具体的なフレーズや練習等に関して解説しています。
メトロノームを活用して譜割りを意識することと、テンポ(BPM)に合わせることが大切になってきます。
トリッキーに見せるための参考になれば幸いです。
まとめ!
・ライトハンド奏法には、左手先行タイプ(フィンガリング)と右手先行タイプ(タップする)の2種類がある。
・トリッキーな感じにするためには、開放弦を多用したり、譜割りを複雑にしたフレーズを考えると効果的。
・リズムを複雑にするならより一層メトロノームを活用して、細かい譜割りを意識すること。
いかがでしたか?
かっこよくライトハンド奏法を使うとまさにギターヒーローって感じで注目されますよ。
モチベーションを上げるために...
DAITAのギタープレイを見てお勉強しましょう!
元シャムシェイドのギタリストである、DAITAのタッピングフレーズはテクニックもさることながらフレーズのセンスも抜群なので、これを機会に是非聴いてみて下さい。
Handroid:
曲の9割位がライトハンド奏法で成立しているギターのインストナンバーです。
このギターフレーズでは、開放弦を上手く使って少しキーボードのようなニュアンスを演出しています。
左手のフィンガリングも滑らかでミュートもしっかりしているので流石というかあっぱれって感じです。
最後に...
タッピング奏法は、ギタープレイに新たな表現の可能性をもたらします。
基本をマスターしたら、複雑なリズムや多指タッピング、スウィープタッピングなどの高度なテクニックに挑戦しましょう。
これらのテクニックを使いこなして、さらに魅力的なギターサウンドを追求してください。