今回の内容は、完全に私の独自視点で、1990年代以降に日本のヴィジュアル系バンド(V系)として1つの大きなムーブメントを作り出した2つのバンドの実力を比較検証したいと思います。
有名な話ですが、今回紹介するLUNA SEA(ルナシー)とSIAM SHADE(シャムシェイド)は、東京の町田プレイハウスと言う老舗のライブハウス出身のバンドで、LUNA SEAが先輩として、SIAM SHADEが後輩であり、メジャーデビューをする前から長く交流があったバンドです。
師弟関係!?
先輩格のLUNA SEAは、インディーズ時代から高いカリスマ性があり、当時のライブハウスの動員数記録などをどんどんと塗り替えていったある種のパイオニア的存在なバンドでありました。
とくにテレビなどでは、いじられキャラとして定着していたドラマーの真矢は、当時からドラマーとしての実力が群を抜いていて、ローディー(弟子)が何10人もいるような状態でした。
LUNA SEAのローディーをしていたJUNJI
そのローディーの中の1人が、SIAM SHADEのドラマーのJUNJIでよくコキ使われてたようです(笑)。
そして、LUNA SEAのメンバーもローディーとして働いてくれていたJUNJIが活動していたSIAM SHADEの音楽性に強い期待感を持っており、メジャーデビューをした後に当時自身がやっていたラジオ番組で、SIAM SHADEの曲を紹介しました。
当時は、そんなに人気がなかったバンドでしたが、このラジオでの紹介をきっかけに、一気に人気を集めてSIAM SHADEはメジャーデビューをしたと言ういきさつがあります。
LUNA SEAには恩があるSIAM SHADE!
そんないきさつがあるので、SIAM SHADEのメンバーはLUNA SEAに対して強い恩義を持っており、デビュー前も重要なライブにはお客として足を運んでいたし、メジャーに進出してからも東京ドームなどの大きい会場の時は、関係者席としてライブに参戦している親しい間柄です。
そう言った経緯の「まえがき」を知っていただいた後に、私の独自の視点で両者のバンドを音楽性(曲の良さ)、演奏力、カリスマ性の3つの項目で、どちらのバンドの方が本当は実力が上だったのかを商業性は一切抜きにして比較検証をしたいと思います。
(私は両者のバンドのコアなファンでした!)
1、音楽性(曲の良さ)
音楽性に関しては、人それぞれの好みの問題もありますが、どちらのバンドも非常に個性が強く、曲の仕上がり感はクオリティーが高かったです。
ただLUNA SEAの方が一切プロデューサーを迎え入れず、完全に自分達の意見を貫き通して作ってるだけあって、良い意味で音楽にトゲや毒があり、強い魅力がありました、
だからこの勝負は、僅差ではありますがLUNA SEAの勝利です。
2、演奏力!
バンドの実力のカギを握る演奏力ですが、これに関してはもう完全に後輩格のSIAM SHADEの方が上手いです!
インディーズ時代からとくにリードギタリストのDAITAを中心に演奏力には定評がありましたし、ドラムとベースのリズム隊の安定感も抜群であり、演奏力だけで見れば当時の若手バンドの中では断トツのトップレベルでした。
だからこの勝負に関しては、SIAM SHADEの勝利です。
3、カリスマ性!
最後のカリスマ性に関しては、やっぱりLUNA SEAの方が完全に上です。
メンバー1人1人の個性が強烈だし、ライブパフォーマンスやステージ上での演出なども含めると、やはり完全に独自の世界観が確立されていて圧巻の一言です。
SIAM SHADEは、良い意味で言えば親しみやすさはありますが、どこか近所にいるかっこいいお兄さんみたいな感じがあり、アーティストとしてのオーラや雰囲気に関してはやっぱりLUNA SEAの方が格上です。
なので、この勝負は完全にLUNA SEAの勝利です。
総じて2対1でLUNA SEAの勝ちですし、一般的な認知度もそうかと思います。
ライブでの定番曲の紹介!
最後に両者のバンドのライブでの定番曲を紹介します。
アンコールに入る前の1番盛り上がるピーク時の曲が大体は定番曲になりますが、両者共に絶対的な信頼を寄せる定番曲があるので紹介します。
LUNA SEA(ROSIER)
この曲が外れてるセットリストのライブはほとんどないし、想像もできません。
絶対的に盛り上がれる名曲です。
SIAM SHADE(PRAYER)
この曲も絶対的に盛り上がれる定番曲ですね。
かっこいいコーラスパースと超絶でセンスのあるギターパートに注目して下さい。
そして、このバンドの共通点は一度解散したバンドなのに、何年かおきに一度限りに再結成とかチャリティーライブをしていることです。
(LUNA SEAに関しては完全に再始動しましたね)
どちらのバンドもかっこいいので是非チェックしてみて下さい。
また楽器をやってる方は真剣にコピーをすると腕も上がります。