毎年11月に入ると「今年もあと少しで終わりだな」と思い、忙しくなってくる師走(12月)を前に来年の年間計画をざっくりと計画し始めます。
気学的(旧暦)に考えると、正確には今年はまだ3ケ月ありますので、いかに今年の気(エネルギー)の流れに沿って来年の新しい気に乗るかを考えます。
そして、年間の目標や行動計画を練る上で、毎年参考にしているシリーズ化された本があります。
それが、村山幸徳著書の「展望と開運」です。
音声動画はこちら。
展望と開運2020
なにかの現象が起きたことは結果である。
人はあらゆる結果をどうにかしようと手段を講じる。
釈迦はそれを手段より原因の探究が先だとする。
原因を探ることが、結果をよきものへ転換させる最も重要なカギと考えたのだ。
さらに釈迦は、結果に至るには原因のみでなく、条件が必要なことを加えた。
条件、つまり「縁」の発見だった。
原因から結果を導くまでに、「縁」という触媒が必要だと見抜いたことに釈迦の天才性が見てとれる。
原因と結果を「因果」という。
釈迦が提唱したのは、「因縁」であり、縁による生起である「縁起」だ。
(はじめに チャンスはいつだって心にあるから一部抜粋)
毎年「展望と開運」を読む理由!
私自身、「展望と開運」の原理原則である、気学や易経を知り勉強し始めたのが2014年の後期だったので、かれこれ5年位は継続して購読していますし、村山先生のお弟子さんにあたる方々の元で勉強しています。
やはり著名な経営者やリーダーや、古くは戦国武将にあたるまで歴史に名を残した偉人たちは中国古来の帝王学である、易経や気学(九星気学)を活用していました。
私は一般人なので、「歴史に名を残したい!」という名誉欲はそこまでありませんが、少しでも人生を向上させたり、目標などを達成したいという向上心は高いので勉強しています。
日々の運勢をコツコツと上げる為の日盤吉方や吉方引っ越しなどを考える際に使う遁甲版手帳も毎年購入しています。
2020年の政治・経済・社会全体の未来予測やトレンド、そして個人の星の運勢などが大まかにわかりますので、それを確認した上で行動計画を練っていきます。
九星気学とは!?
九星気学とは、誕生日と生まれた時間を割り出して、9つの星に分類して構成されています。
星占いなどと勘違いされますが、そもそも占いとは、「裏の成り立ち」を知る正統な学問であり、恋愛運や金運や仕事運などを扱う軽いものではありません。
本来は、政治・経済を動かす権力者や政治家などが、自国の民などを良い方向へ導くための指南書として活用していた易経の学問がベースとなっています。
分類される9つの星の名前は以下のようにカテゴリー化されます。
水:一白水星
木:三碧木星・四緑木星
火:九紫火星
土:二黒土星・五黄土星・八白土星
金:六白金星・七赤金星
これらの陰陽の五行を使った星で分類されています。
自分の星は以下のサイトで調べることができます。
是非ご自身の星を調べてから活用してみて下さい。
一白水星の運勢!
「変化は「恐れる」でなく、「心から楽しむ」へ...執着を手放して本当の自分を取り戻す」
1、予期せぬ変化が進化を促す。
2、停滞をチャンスとして機能させる。
3、「諦め」と「ごまかし」を排除する。
4、新たな動きの胎動は「謙虚さ」から。
人生の大転換期を迎える1年となるため、いかにその「変化」に対応して乗るかが最大のポイント。
二黒土星の運勢!
「トラブルを避けるより、トラブルから学ぶ...大事なのは「何をするか」でなく、「何をしないか」を決めることだ」
1、光と闇が同居する。
2、嫉妬と瞋恚(しんに)。
3、気づいたことを捨てる智慧。
4、自分という殻を破る。
太陽が最も高い南に行き、同時に破壊殺を背負う年。
良いことも悪いことも人から注目されやすい1年なので、謙虚な姿勢を示すことが大切。
三碧木星の運勢!
「可能性を信じ、冬を耐える...悲しみや逆境があるからこそ、高く舞い上がれる」
1、夜明けを待つ1年。
2、冬の中の暖かさ。
3、問題解決を図る。
4、許して立ち上がる。
2020年は、9年に1度は必ずやってくる陥入(かんにゅう)の時です。(冬の時代)
「自分が周囲に何を求められているか?」を深く考察し、笑顔とテキパキとした行動を心がけること。
四緑木星の運勢!
「理想を実現するために自分から動きだす...同じ理想を持つ仲間を集めるために、為すべきことを考える」
1、種蒔きの季節がきた。
2、自信のかけらを集める。
3、自己を育てながら周囲も育てる。
4、師の導きに従う。
寒い冬を乗り越え、春の予感。
年間を通じて、規則正しい生活を心がけること。(生活リズムが乱れると周囲からの信頼を失う危険性あり)
五黄土星の運勢!
「大きな信用は大いなる資本となる...運命は志ある者を導いていく」
1、自信を持って世に出る。
2、行動量が開運のポイント。
3、真心に人が集まる。
4、理想を現実にする決意。
本格的な春の到来。
早めの生活リズムを意識して、夜はゆっくりと過ごすこと。(ファッションは普段よりも明るい色を多く選ぶこと)
六白金星の運勢!
「次なる飛躍のステージに挑む年...批判に見える意見に発展のヒントがある」
1、夢や目標に日付を。
2、衰退の足音を遠ざける。
3、長女の役割を担う。
4、異質との交わりが万物創造のカギ。
2020年、1番運勢が最強なのは六白金星。
目標に向かって思う存分に行動すること。
また、女性や立場の弱い人たちの意見を大事にするとさらに成長していける。
七赤金星の運勢!
「多くの人を受け入れて感動を巻き起こすとき...「直感を信じる勇気」と「物事を心で見る意識」を」
1、喜ぶために立ち止まる。
2、人間関係の在り方を改める。
3、感動と感応。
4、虚心坦懐(きょしんたんかい)と無我の精神。
世界の中心に廻座し、主役の1年。
周りの人間関係を大事にし、フォローに徹することで良い結果がやってくる。
八白土星の運勢!
「蓄えるものと蓄められるもの...大いなるものに導かれて結実するとき」
1、実力が試されるとき。
2、「篤」について考える。
3、組織のなかで力を発揮。
4、勝負のときがくる。
温厚篤実であることが大切。
実力があっても人間性が伴わなければ大きな仕事は達成しないことを知ること。
九紫火星の運勢!
「全ての源は人間関係にあり...離反と統合の先にあるフロンティアを目指す」
1、家族との関係性を考える。
2、誠実に生きる。
3、外の世界に羽ばたくとき。
4、「人に従う」でなく「道に従う」
成果を味わう1年。(実りの秋)
ただし、2020年は、暗剣殺を背負うため、予期せぬトラブルや事故に遭いやすいので、つまらぬプライドなどは捨てることが大切な1年。
2020年、新時代の幕開け!
2020年を生きる上でのキーワードとして、「継続」「償い」「更新」の3つの意味合いが世界の気(エネルギー)を流れます。
詳しくは、本書を読んで考察していただきたいですが、一言で表現すると、「これまでの穢れを償う改革から派生する新たな動き」が見える年となります。
具体的には、テロや破壊的な過激思想の勢力が台頭してくると予測されています。
今までの古い体制や思想が終わりを迎え新しい時代へ突入すると...。
ただし、歴史を振り返るとわかりますが、必ず新しい時代が来る時には「痛み」が伴います。(革命なんかはその代表例ですよね!?)
2020年は、東京でオリンピックが開催されるので、恐らくその辺りを機に日本経済が良くなるのか・後退してしまうのか?
それを踏まえた上で今後の人生設計をどう構築するかを考えていきたいですね。
追伸:
本書には掲載されてはいませんが、来年は例年よりも雨が多く降ると予想されます。
なぜかと言うと、天気を象徴する八白土星の上に一白水星が廻座するからです。
なので、いつも以上に水害対策などは意識した方が良いと思います。