坂本龍馬に学ぶ「仲間を作る力」!
お金を動かし、人を巻き込む坂本龍馬のメソッドとは!?
著者:神谷宗幣(龍馬プロジェクト全国会 会長)
「日本人の好きな歴史上の人物ランキング」でいつも上位に名前が挙がる坂本龍馬。
生まれは、土佐の下級武士でしたが、江戸時代の幕末の東洋の奇跡と言われることがある明治維新の根本的な立役者となっている偉人です。
そして、龍馬は最強の「人たらし」とも言われ、多くの志を持った仲間を集めることができたが故に、「薩長同盟」や「海援隊」の結成をし、今でも歴史の1ページとして多くの方に語られる偉人となりました。
この本を読もうと思った理由!
この本は、久しぶりに書店をぶらぶらとしていた時に本のタイトルに惹かれて手に取った本でした。
興味を持った点は、私はここ最近、尊敬する実業家の孫正義にならって、「人生30ヶ年計画(展望)」を立てました。
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そして、よく孫正義は事業を始めようとしたきっかけの話をする時に、いつも坂本龍馬の志の高さを褒めており、龍馬の生き方や思想・行動力にかなり影響を受けてきたと言っており、少なからず興味を持っていました。
そんなタイミングの時にこの本が目にとまり、自分の夢に多くの人を参加させる共感力や仲間を集める秘訣があるかな?と期待してこの本を買いました。
坂本龍馬の生きざま!
1)人を動かす(龍馬の共感力)
・気づいたらすぐに行動する、いいと思えば柔軟に取り入れる。
・仲間から学び、共に成長する、共感したら自分の全て(命)をかける。
2)正しく判断する(龍馬の情報力)
・いかに情報を集め、分析し、仮説を立て、それをどう組み上げるか。
・私利私欲を捨てて、大局的に物事を見る。
3)仲間を率いる(龍馬の経営マインド)
・お金を動かし(集めて)、人を巻き込む。
・相互に利益をもたらす関係性を構築する。
4)へこたれない(龍馬の精神力)
・死をも恐れずに自らの意志を貫く。
・誰に反対されても、成さねばならないことがある。(絶対にあきらめない)
5)志を立てる(龍馬の世界観)
・自分は社会に対して、どんな役割を果たしていくのか?
・世界観(歴史の知識)を知って活かす。
大我に生きる人は偉業を成せる!
この本を読んで印象に残っていることは、やはり自分の立場や能力や経歴に関係なく、自分の命を燃やしてでも社会に貢献することができるか?を真剣に考えて行動しているか?あるいはこれから行動するのか?を自問自答することが偉人と凡人の差だと思いました。
幕末の時代は、永らく続いていた平和な徳川の時代が、黒船来航による海外からの侵略の恐れや、力と金のあるものが時代を制していた時代の潮流の終わりを告げる時だったと思います。
坂本龍馬は、いち早く今までの日本の古い考え方や政府の体制では、これからの新時代を乗り切ることが困難になることを予想して、「日本をいま一度洗濯せねばならぬ!」と思い、身分や能力のことは言い訳にせずに行動をしてきました。
ようは、小我(私利私欲)を捨てて、大我(社会・多くの人が望むこと)に生きたわけです。
そして、大我に生きると決断したリーダーのところに人・モノ・お金も集まるのです。
人間の心は弱いので、なかなか「大我に生きる!」と決心することは難しいですが、自分にとっての大我は何かな?と考える良いきっかけにはなりました。