大人のための音感トレーニング!
著者:友寄隆哉
音感を鍛えるという類の本は、どちらかと言うとまだ脳がやわらかい年代の幼少期や10代の方向けという印象がありましたが、「大人」になってからでもやり方次第では大丈夫というのが本書の内容です。
この本を読もうと思った理由!
何を隠そうこの私自身が昔から「音感コンプレックス」を持っており、耳コピや曲のキー(調)を聴きとることが苦手で、普通の人よりも時間がかかっていました。
少しでも自分の音感が良くなったり、向上できればと思い本書を購入しました。
音感とは!?
(以下:まえがき一部抜粋)
音感については、これまでは、絶対音感と相対音階といる区別がされていました。
絶対音感 ⇒ ドレミの音を記憶する能力で、これは幼少の頃の音感教育でないと身につかないとされています。
相対音感 ⇒ 成人してからでも取得可能な音感能力とされており、「もしもこの音をド(C)としたら、この音はドレミで言うと何の音になるかな?」と言った音感。
音感は、譜面を見て弾くという演奏能力のことではありません。
単に歌が上手くなるということでもありません。
音を聴いて、どんな関係にある音かを判断できる能力のことを言います。
本書を読んだ感想!
音楽の世界は、結構感性・感覚の世界だと思われがちですが、意外にも音楽理論を勉強すると、物理的・数学的な要素が強いことがわかります。
一応この本は、CD付きで耳で聴いて音感を鍛えるようにやさしく作られているので、カラオケの音程感覚を鍛えると言う意味でも広い層向けに対応されています。
しかし、今まで音楽を多少勉強した人が読んでみても結構内容的に面白く、やっぱり昔ながらの「童謡」とか「クラッシック」の曲は、よく出来てるなと考えさせられる内容でした。
予習や復習としても最適な本だと思いました。
書評動画!
歌の練習としても発声練習的に活用もできるかと思います。
大人向けに作成はされてはいますが、普通に子供の音楽教育にもそのまま利用できるとも思いました。