今、全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス。
よく「見えない敵」と比喩されますが、本当に私たちの生活環境を一気に変えてしまいました。
しかし、実際のところ本当に怖いところはウイルス自体ではなく、それが及ぼす二次的な悪い影響力の方が今後長期に渡って広がりそうです。
今回は、その間接的な怖い事態を紹介し、ご自身の立ち振る舞いや今後の対策などを考えるきっかけにしていただければと思い以下にまとめます。
1、失業者の増加
緊急事態宣言の延長に伴い、今までも困難な状況にあった業種(飲食・小売り・観光・レジャー)などの会社の資金繰りが悪化し、従業員の縮小をせざるをえない会社が増えます。
または、家族経営などをしている小さいお店などは倒産する可能性大です。
失業者が増えると、統計的に自殺者が増えてしまいますので、深刻な問題の1つです。(日本の場合)
2、DV(ドメスティック・バイオレンス)の顕在化
4月から急に在宅勤務やテレワークに変更したり、子供がいる家庭だと学校が休校になっているので、親としてはストレスが溜まりやすくなっているのが現実です。
感情をコントロールするスキルが早急に求められます。(瞑想などを習慣にしてみては?)
また、近所で子供の泣き声とか悲鳴などを耳にしたら、警察や相談所などに電話をして被害が大きくならないように配慮することも大切になってきます。
3、治安の悪化
残念ながら不況や不景気になり失業者が増えると、心に余裕のない人たちは窃盗や万引きなどの軽犯罪に走る傾向があります。
空き巣とかも要注意です。
「コロナ疲れ」という言葉もありますが、治安が悪化してしまうと、安心して暮らせるという安心感もどんどんと薄くなってしまいます。
4、アルコール依存症の問題
仕事環境の変化などに心が追いつかなかったり、自宅待機のうさ晴らしの為に家飲みでの飲酒量が既に増えているようです。
また、今流行りのオンライン飲み会やZOOM飲み会などに参加すると、誰もお酒を途中で止めてくれないので、自制心が働かないと結構ヤバイです。
お酒やたばこは依存性や中毒性があり、感覚が麻痺したりして悪い習慣が身についてしまうと、コロナが収束した後でも悪い習慣を断つことに苦労してしまいます。
節度を持って身体に負担がかからない飲み方を自分で意識しましょう。
5、うつ病患者の増加
仕事環境の変化、失業や見通しのつかない将来への不安などを感じ、うつ病患者が増えると思います。
コロナウイルスは若い世代の人にとっては、単なる風邪の一種なので、ゆっくり休んで適度に栄養を取ればいずれ回復します。
しかし、働き盛りの人や責任感の強い人などは、自分は直接失業したりしなかったとしても周りの人に気を使ってしまいがちです。
そして、人員を削減された会社の場合、その分1人の人がやる作業量は増えるので、それが過労やうつなどに繋がる可能性が高いです。
1度うつ病になってしまうと、心の病気は本当に厄介で長期戦となるケースが多いです。
実体験をお話しますと、私の父親が以前重度なうつになってしまい、通院しながら薬を服用して10年近く苦しんでいました。
当然、会社にも迷惑をかけてしまうので、最初の方は面倒をみて様子見をしてくれましたが、最終的には退職しないといけない状況になり、転職をしました。
6、ビジネスモデルが変わる(消費者のニーズも変わる)
コロナウイルスがいつまで続き、いつ頃に収束するかはわかりませんが、現状早急に対応しないといけないことが、オンライン化への対応です。
実店舗での営業が難しかったり、テナントなども縮小することを迫られていると思います。
オフライン⇒オンライン化への切り替え。
仮にコロナが収束したとしても、消費者の考え方やニーズがかなり変わっていると思います。
例えば...
・そもそも大きい事務所とか必要?
・生活費の高い都内や都会に住むメリットってある?
・外に旅行したりするよりも天候の影響も受けない自宅でゲームとかした方が楽しい?
etc...
消費者の趣味趣向や考えなどは、完全に新型コロナウイルスが流行る前の世界に逆戻りはしないと思います。
そう考えると、沈みゆくタイタニック号に乗っている仕事や業種だなと判断したら新しいことにチャレンジをする勇気と行動が必要です。
その為には、常にアンテナを張ってフットワークを軽くする必要もありますし、変な意地やプライドなどは捨て去ることも大事です。
まとめ!
1、失業
2、DV(ドメスティック・バイオレンス)
3、治安の悪化
4、アルコール依存症
5、うつ病
6、ビジネスモデルが変わる(消費者のニーズも変わる)
色々と大変な状況ですが、「ピンチはチャンス!」と捉えて、この国難を成長の糧にしてほしいと思います。(自戒の念も込めて)
また楽観的に考えるのではなく、最悪な状態を頭の片隅に入れておき、事前予防するイメージです。(地震対策みたいに)
すぐに自分1人で対処できるものは、お酒の飲みすぎには気を付けるとか、これを機会に禁酒を試みるとかでもいいと思います。
音声動画はこちら。