モチベーション革命!
稼ぐために働きたくない世代の解体書
著者:尾原和啓
「テクノロジーの進化がもたらす未来の形と、それに伴う人間の生き方」
正直なところ普段の私ならあまり買わない類の本ですが、ニューズピックスのアカデミア会員として今月届いた書籍がこの本でした。
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読んでみるとこれからの変化の激しい時代を生き抜く上で、参考になることが多かったので、簡単にシェアしてみたいと思います。
ライフワークバランスの時代!
ライフワークとは、たとえお金にはならなくてもついつい取り組んでしまうような、好きで好きでたまらない"生きがい"です。
もしあなたが今、とても疲れているのなら「そんなものはない」とすぐにこの本を閉じたくなるかもしれません。
しかし、どんな人にも、「このために生きているな」と思えるほど、好きなものが存在するのです。
そしてそれを実感できるときが、あなたが元気になるときです。
インターネットの技術革新によって、いくらか「効率的」に仕事を進めることができる時代ですし、便利なモノやサービスに溢れている恵まれた時代が現代です。
そして、今の恵まれた時代では、すでに満たされており、乾けない世代が多く、「お金」をモチベーションに頑張ることができません。
そこで、ライフ(余暇)とワーク(仕事)の境い目があまりなく、没頭できるくらい好きなことを「公私混同」で取り組んだ方が効果的なようです。
AIの目まぐるしい発展によって、合理的に仕事をする上ではロボットには勝てないので、いかに仲良く共生していくかを考えることが大切です。
個人的な嗜好や好きなことをやり続けることこそが最大の価値となり、競争力になる時代となるようです。
生きがいをいかに見つけ出すか!?
人生の柱になる「生きがい」を早く見つけることがカギ。
Ikigai(生きがい)とは、
That which you love(あなたが大好きなこと)
That which the world needs(世界が必要としていること)
That which you can be paid for(あなたが稼げること)
That which you are good at(あなたが得意なこと)
の4つの点が交わるところに生み出されるものです。
自分の好きなことが、得意になり、お金になり世界(地域や社会)が求めることが上手くフィットすると、「生きがい」で稼げるようになり、これからの時代でも輝けるそうです。
逆に言うと、好きなことや時間を忘れて夢中になれるものがない人にとっては、とても困難で生きづらい時代なので、自分の子供時代などを振り返って、妙なフィルターをかけずに、自分を見つめ直してでも探し出すことがポイントです。(子供心を取り戻す感覚)
全編を読んでみて思ったこと!
いくつか心に残ったキーワードがあります。
「アイデアよりもインサイト(新しい視点)を持つこと」
「変化をチャンスと捉えて好奇心を持つこと」
「違い×理解=価値」
「シェアリングエコノミー」
そして、自分の行動範囲外の人に直接会ったり、場所に行くことがとても重要であること。
何か得しそうだとか、周りの意見を尊重するよりも、自分の直感や感性を大切にした方が個性が際立ち、魅力ある人間に見え、多くの人の支援や応援が得られると思いました。