日本一の作詞家、永六輔さんが死去!
作詞家でもあり、放送作家でもあり、タレントとしてもテレビやラジオなどで幅広く活躍をしていた永六輔さんが、2016年7月7日に肺炎のため亡くなりました。(83歳)
永六輔さんと言えば、テレビの創世記時代から活動をしており、放送文化賞を取ったり、作詞家としては、坂本九ちゃんの「上を向いて歩こう」などの普遍的な心に残るメッセージを世の中に出し、世代を超えて愛された方です。
私自身、音楽の専門学校に通っていた時に、タイムリーな世代ではなかったため、当時は名前を知らなかったですが、先生から永六輔さんの作詞はわかりやすくて参考になると言われて曲を聴いたのを思い出しました。(作詞の専攻でなかったですが...)
もちろん、「上を向いて歩こう」の曲自体は知っていましたが、この歌詞を書いた人が永六輔さんとは知りませんでした。(坂本九ちゃんが書いてると思っていました)
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(以下:新聞記事を引用)
「夢であいましょう」、「黒い花びら」、「上を向いて歩こう」、「こんにちは赤ちゃん」。
曲名を並べ、不思議だなあと頭をひねる。
なぜか曲名だけで次の歌詞が自然と出てくる。
「黒い花びら」の曲名を見れば、「静かに散った」と、「見上げてごらん夜の星を」と見れば「小さな星の」と浮かぶ。
どんな仕掛けか!?
もう一度、曲名を見る。
曲の歌いだしがそのまま曲名になっていることに気がつく。
直球にして明快な方法である。
覚えやすさの点で優しさも感じる。
書いたのはそういう方だったに違いない。
いずれも作詞は亡くなった永六輔さん。
往年の「六、八(作曲家の中村八大さん)、九(歌手の坂本九さん)」の間を埋める茶目っけか7日に逝く。 83歳。
放送作家に作詞家、タレント、文筆家。
マルチな活躍の一方、絶えず権力を見張る側にいた方である。
安保反対にわく1960年、「デモと番組とどっちが大切なんだ」と聞かれ、「デモですね」と台本を書いていた番組を降板。
「上を向いて歩こう」には安保闘争の挫折の悲しみを込めた。
昭和54年ごろか、戦力を持たぬはずの日本に戦力があると皮肉るコメントをNHKラジオの娯楽番組に書いている。
「いないいないばあっ!自衛隊」
選挙に勝つため不利な争点を隠す「いないいないばあっ!改憲」の時代に直球、明快のガンコ者との別れが何とも心もとない。
いやぁ、あっぱれな人ですね!
上を向いて歩こう!
ある意味国歌よりも日本人の心の中にあるような名曲だと思います。
後世にも受け継ついでほしいと思う曲と素晴らしい歌詞ですね。
ご冥福をお祈りいたします。