鏡の法則を読み返してみた!
実際にあった話をベースに物語形式で書かれている「鏡の法則」。
小冊子みたいに短くスッキリとまとめられているので、すぐに読めてしまうある人生の法則を教えてくれる内容の本です。
何か急に本棚に置いてあった本に目が留まり一気に読み返してしまいました。
鏡の法則!
心理学をベースにしている内容であり、本書の物語を読むと哲学的な真理にも納得がいきます。
本書の中にある大切なことは…(以下:一部引用)
現実に起きる出来事は、1つの「結果」です。
「結果」には、必ず「原因」があり、その原因は、あなたの心の中にあるのです。
つまり、あなたの人生の現実は、あなたの心を映し出した鏡なのです。
因果の法則をすごくわかりやすくまとめてくれています。
起こる問題は、「他人」にあるのではなく、「自分の中」にあります。
しかもこの現世で生きる上で厄介なことは、自分が過去に思ったことや行ったことがすぐに目に見える結果として表れないからわかりにくい点です。
天(空)に向かって唾を吐いたらどうなりますか?
唾は必ず自分に返ってきます。
その唾の内容は、人によって異なりますが、大体は悪口やののしり、嫉妬心やひがみなどです。
だからそういった悪いことが自分に返ってこない為にも、他人には見返りを求めずに、親切に接した方が結局は自分自身が得をするのです。(徳を積むのです)
必然の法則!
本書では、もう1つ大切な教訓が書かれています。
人生で起こるどんな問題も、何か大切なことを気付かせてくれるために起こるんです。
つまり偶然起こるのではなくて、起こるべくして必然的に起こるんです。
ということは、自分に解決できない問題は決して起こらないのです。
「神様は乗り越えられる試練や課題しか与えない!」
こんな言葉を何かの映画だったり、病人の方のエピソードだったりで聞いたことはないですか?
別の視点から見ると、その人自身の器を広げたり、成長させるための機会として問題が与えられるのです。
ここで人間の真価が問われるのです。
この起こった問題に対して前向きに捉えてチャレンジして立ち向かうのか、それとも他人や他の状況のせいにして、逃げ続けるのか?
しかし、結局は逃げても何も解決はしません。
手を変え品を変え、見えざる神様はその人を成長させるために問題を与えます。
本のエピソードの中では、子供を持つ母親が深い悩みを抱えており、実は問題の本質は、過去の自分の父親との親子関係に問題があったことに気付き、それを和解させることで、自分の子供と夫との家族関係が良好になるという話です。
Man in the Mirror!
亡くなったマイケル・ジャクソンの代表曲の中に「Man in the Mirror」という曲がありますが、この歌詞の内容が本当に素晴らしいです!
一見すると少し難しいようなメッセージになりがちですが、彼の歌唱力と表現力がその壁を越えて、心に染み込んできます。
やっぱりこれが本物のアーティストの成せる業だと思うし、もっとより良い世界にするためのヒントが詰まっている曲だと思います。