「今年は運勢がいいのかな?」とか「開運してお金持ちになりたい!」とか「良い人と結婚したい!」など多かれ少なかれ様々な願望を持っており、同時に不安を抱きながら生きているのが人間だと思います。
そして、不安になったりすると街の占い師などに相談したり、または風水などを活用して部屋の模様替えをしたりする人もいます。
今回は、占いの一種でもあり、開運するための帝王学としても有名である気学の全体の概要と基礎をまとめたいと思います。
音声動画はこちら。
気学とはそもそも何なのか?
気学の歴史は本当に長く深いです。
約1万年前に生まれた思想がベースとなっており、それを文章として約5000年前に気学と易経にまとめたのが、中国の思想家である伏義(ふっき)。
そして、それを元に約2500年前に孔子(こうし)が人生論的に弟子たちに解説し、理論を整えて日常でも政治の世界でも使えるようにまとめました。
昔から国を治める人たちから「帝王学」と呼ばれていたのは、気学や易経です。
これらは気学の一部!
・家相・地相・風水等。
・姓名鑑定(名前を整えること)
・吉方引っ越し(引っ越しをすることで吉を取り入れること)
・陰陽・相克の関係(表と裏、相性などの関係性)
・九星気学
内気と外気とは!?
気学は、まずはマクロな視点で物事を考え、そこからミクロな視点で物事を捉えることが大切になります。
そこで大事なものが内気と外気の観点です。
外気
外気とは、天の気・地の利・人の気の「天・地・人」の関係が基本となります。
天気・政治・経済(流行やトレンド)・人の気(人間関係)。
内気
内気は、生まれた時に決まった個人の星。
内気は、全部で9つの星に分類され、物事の事象や動物や食べ物や人の身体などもざっくりと言ってしまうと9つの種類に分類されます。
気とは生命エネルギー!
外国人の方には少し「気」と言うと、言葉の意味として少し理解しにくいところはありますが、日本人は割と文化背景として身近にありました。
意識はしていなくても知らぬうちに人は「気」の影響を自然に受け取っています。(例:病気・元気・景気・狂気など)
ここで大事なことは、自分の内気を外気(環境)のリズムにしっかりと合わせることです。(春夏秋冬)
自分の内気は、ある一定の法則で廻っています。
人の人生には、種を蒔く春があれば、外で活発に動く夏もあれば、実りを収穫する秋もあれば、寒くて厳しい冬の時代があります。
その季節に合った考え方や行動をすることが重要です。
同様に自分を取り巻く人間関係やご縁なども意味があるものとして意識をして調和を求めることも大切です。(縁起・因縁等)
五行と陰陽の関係性!
九星気学の基本は五行から成り立っています。(木・火・土・金・水)
木:三碧木星、四緑木星
火:九紫火星
土:二黒土星、五黄土星、八白土星
金:六白金星、七赤金星
水:一白水星
この五行とは、人も含め、自然、食べ物、動物、職業など地球上にある森羅万象全てのものがどれかに属性します。
後天定位と今年の年盤!
九星気学では、後天定位(こうてんじょうい)と呼ばれる盤面があり、それは毎年ある一定の法則性を持って廻っています。
毎年、その年に合った行動指針などが盤面を見ると大まかにわかります。
ちなみに今年(2020)は、七赤金星が中央に廻座(かいざ)した年となります。
天の時を知り(タイミング)、地の利を生かし、人の縁を活用して目標や大業などは成せるのです。
運勢を上げる方法は何がある?
気学では、具体的に運勢を上げる(開運)ためのワザがいくつかあります。
1番効果が高いものは、吉方引っ越しです。(仮吉方も含め)
次に効果が高いものは、自分の名前の陰陽五行を整えること。(姓名鑑定)
日常的に活用できるものとしては、日盤吉方や恵方参りです。
そして、自分にとってのラッキーカラーとラッキーナンバーを多く使うことです。
そのためには、自分自身にとっての最大吉方を知ることが重要です。
最大吉方とは、別名、幸せへの最短距離とも言われています。
まずは以下のサイトでご自身の星(本命星)を知り、最大吉方を調べて下さい。
生年月日を入力するだけで簡単に調べられます。(無料)
まとめ!
・気学の歴史は長く、約1万年前からあった思想をベースに帝王学として叡智が受け継がれてきた学問。
・家相や風水、姓名鑑定や九星気学、吉方引っ越しなどは全て「気学」の中の一部である。
・内気と外気を正しく理解し、環境に合わせるように調和することが大事。
・気とは生命エネルギー。(そもそも死んだ人には気がない)
・地球上にある森羅万象は全て五行から成り立っている。
・開運するための方法は、いくつもあるが、1番効果が高いものは吉方引っ越し。(少し難易度が高いので専門の人にしっかりと相談すること)
いかがでしたか?
まずは、「汝自身を知れ!」という格言がある通り、自分の星を調べて、最大吉方が何かを調べることが最初の一歩となります。
最後にそもそも「占い」について一言付け加えたいと思います。
占いとは、元々は裏の成り立ちを知ることです。
目で見える表のことではなく、目では見ることができない世の中の裏の成り立ちを理解することです。
そして、その裏の成り立ちを理解するための手助けとして活用していたのが、「気学や易経」です。
古くから国の王様や軍師などは学問として気学や易経を勉強していました。
気学などを活用してほんの少しでも世の中のことがわかってくると、世界が広がりますし、余計な心配などをする必要もなくなります。
何かの参考になれば幸いです。