夢をかなえるゾウは最高におもしろくてためになる!
水野敬也さんが書いている「成功法則」系の本で人気シリーズ化している夢をかなえるゾウ。
主人公の男性は、「変わりたい!」と思って新しい行動を起こしてはすぐに挫折してしまい、また元の平凡でだらしない生活を送ってしまいます。
そこに突然、ガネーシャというインドの神話に出てきそうなゾウの置き物が宙を舞いながらしゃべり出し、自らを神様と名乗り、このうだつのあがらない男性の人生を変えるために、必要な課題を与えて成長させていくというストーリーです。(なぜか関西弁を話します)
私自身、この本は大好きであり、今まで何回も読み返しては、この胡散臭い神様のガネーシャと主人公の一見ギャグ漫画のようなやりとりのシーンを読んでは笑いながらも「勉強になるなー」と思いながら読み進んでしまいます。
今回は、「過去の偉人を育ててきたのはワシやで!」と豪語するガネーシャが出す課題の中で印象に残っている課題と名言を紹介したいと思います。
靴をみがく!
ええか? 自分が会社行く時も、営業で外回りする時も、カラオケ行ってバカ騒ぎしてる時も、靴はずっと気張って支えてくれとんのや。
そういう自分支えてくれてるもん大事にできんやつが成功するか、アホ!
これは自分の仕事道具を大事にするという意味で「はっ」としました。
コンビニでお釣りを募金する!
偉大な仕事する人間はな、マジで世の中よくしたいて純粋に思って生きてんねんで。
せやからその分、でっかいお金、流れ込んでくんねん。
お金だけやない、人から愛されたり、幸せで満たされたり、もういっぱいええもんが流れてくんねん。
世の中を少しでも良くしたいと思うことを小さいかたちで実行するための習慣です。
聖書やユダヤ人の律法書に書いてある「汝の収入の10パーセントを分け与えよ!」とある格言を実行している大富豪は世の中に沢山います。
トイレ掃除をする!
トイレを掃除する、ちゅうことはやな、1番汚いところを掃除するっちゅうことや。
そんなもん誰かて、やりたないやろ。
けどな、人がやりたがらんことやるからこそ、それが1番喜ばれるんや。
1番人に頼みたいことやから、そこに価値が生まれるんや。
これはすごく説得力がある説明でした。
運が良いと口に出して言う!
自分にとってうれしゅうないことが起きても、まず嘘でもええから「運が良い」て思うんや。
口に出して言うくらいの勢いがあってもええで。
そしたら脳みそが勝手に運がええこと探し始める。
自分に起きた出来事から何かを学ぼうと考え出すんや。
そうやって自然の法則を学んでいくんや。
これは、まさに引き寄せの法則の使い方ですね。
何か思った通りの結果が出なかったり、一般的には失敗したように思われても、これは「学びの経験」と思って捉えると必ずプラスに転じることができます。
トーマス・エジソンが実験に対する姿勢が好例です。
人の長所を盗む!
ええか、こう考えてみい。 マネするんはな、お客さんを喜ばすためなんや。
人を喜ばせるという目的に照準が合うてたら、人のマネすることに恥ずかしさなんか感じひんのや。
いや、好き勝手パクってええってことやないで。
例えば同業者のやってることマネさせてもらうんやったら、それなりに筋通さないかんこともあるやろ。
でもな、早う成長して、早う技術覚えて、もっと多くの人をもっと喜ばせたいという思い、それが何より大事なんや。
「すべての創造は何かの模倣だ!」
別の言い方をするとモデリング。
すでに上手くいってる人のやり方や長所などを自分のモノにすることです。
お参りに行く!
ええか?成功したいて心から思とるやつはな、何でもやってみんねん。
少しでも可能性があることやったら何でも実行してみんねん。
つまりやな、「バカバカしい」とか「意味がない」とか言うてやらずじまいなやつらは、結局そこまでして成功したくないっちゅうことやねん。
これは、お参りに行く行為自体が大事なのではく、可能性のあることは何でもやるという信念が大事だということです。
結局人間ができることは限られており、神仏や目には見えない力が世の中には働いていることを認めることです。
やらずに後悔していることを今日から始める!
みんな知ってんねん。 やりたいことやって後悔せんような人生送ったほうが幸せになれるてな。
でもやらへんねん。 何でや?
それは、今の自分と同じこと考えてるからや。
収入、世間体、不安、同じやで。
人を縛ってる鎖なんてみんな同じなんや。
この言葉は「ぐさーっ」と刺さりましたね。
私自身は、やりたいことは割とやってきてる方だとは思いますが、やれていないことももちろんあります。
「お金が足りない」、「時間がない」、「自信がない」とか体裁よくいいわけをしてる自分はきっと誰でもあるかと思います。
毎日、感謝する!
自分の中に足りんと感じてることがあって、そこを何かで埋めようとするんやのうて、自分は充分に満たされている、自分は幸せやから、他人の中に足りないもんを見つけ、そこに愛を注いでやる。
この状態になってこそ、自分が欲しいと思ってた、お金や名声、それらのすべてが自然な形で手に入るんや。 だってそやろ?
自分らは、お金も、名声も、地位も、名誉も、自分で手に入れる思てるかもわからんけど、ちゃうで。 むしろ逆やで。
お金は他人がお前にくれるもんやろ。
名声は、他人がお前を認めたからくれるもんやろ。
全部、他人がお前に与えてくれるもんなんや。
ガネーシャの最後の課題で出てきたものですが、とても深いです。
内容は超おもしろく、そしてとても勉強になる本なので読んでみると色々と気づきがあるかと思います。