「原因」と「結果」の法則を改めて読んでみた!「縁」も影響してる!?
「思い」がすべてを決める。
著者:ジェームズ・アレン
聖書に次ぐ大ベストセラーとなっており、自己啓発書の元祖ともなっている「原因」と「結果」の法則。
現代の成功哲学の祖として知られる、ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、アール・ナイチンゲールなどもこの本から多大な影響を受けています。
この本を読んだことがない方でも色んな本を介して言葉尻を少し変えたりして引用されることがあるので、ジェームズ・アレンの哲学・思想には何らかの形で触れたことがあるかと思います。
心は、創造の達人です。
そして、私たちは心であり、思いという道具をもちいて自分の人生を形づくり、その中で、さまざまな喜びを、または悲しみを、自ら生み出しています。
私たちは心の中で考えたとおりの人間になります。
私たちを取り巻く環境は、真の私たち自身を映し出す鏡にほかなりません。
彼が残した言葉の最も大切な原型が含まれています。
昔読んだことがある本を改めて読み返してみました。
「原因」と「結果」の法則とは!?
本書は、他の自己啓発書のページ数と比べると非常に少ないですし、内容もシンプルで端的です。
しかし、シンプルであるが故に奥深く、メッセージを受け取る側の感性や知性も必要であると思われます。
内容を一言で言ってしまうと、「あなたの今の状況や置かれた環境は、過去にあなた自身が考えた思いが引き寄せたものであり、考え方を改めることで良いことも悪いこともあなたの身に引き寄せる」...
まさに、思考は現実化するや、引き寄せの法則です。
あなたはあなたがなろうとする人間になる
卑しい心は失敗の原因を見つけるべく環境に目をやるかもしれない
しかし、気高い心はそれをたしなめつねに自由である
気高い心は時間をしたがえ空間を征服する
それは、偶然というほら吹きの詐欺師を怯えさせ、環境という専制君主から王冠を奪い、意欲的に奉仕する
人の意思、その不可視のパワー、その不滅の魂の子孫はいかに分厚い岩壁をも貫き、目標への道を切り開く
遅々とした歩みのなかでも忍耐を崩してはならない
理解する者として待つことだ
気高い心が立ち上がり命じたならば、神々は必ずそれに応えてくる
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人が介在すると「縁」も生まれてくると言ったのがお釈迦様!
ジェームズ・アレンが言った概念よりもはるか昔にお釈迦様が言ったことがとても偉大な哲学です。
原因があって結果があるが、原因と結果の間に人間が入ると、「縁」が生まれる。
原因は確かにあるが、「条件・ご縁」によって結果は大いに変わると何100年も前から言っていました。
原因と結果=因果
原因と人間関係=因縁
この人とのご縁を大切にするように説いたのがとても深いし、東洋思想の奥深い知識・知恵でもあると思います。
ジェームズ・アレンも釈迦も日常的に瞑想をしていた!
この2人は日常的に瞑想をして外の世界とは少し距離を置き、自己の内面に意識をフォーカスしていたようです。
「心の平和」を得るためには心を穏やかにして、心に語りかけるようです。
「静かにしていなさい。穏やかにしているのです!」
静寂の中にいつも正しい答えがあるようです。
忙しかったり、何か問題が起きたら深呼吸をして心を落ち着けることは、今の日常生活でも簡単に取り入れることができる良い習慣でもあり、偉大な知恵でもあると思います。