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ピアノの森を完読して思ったこと!

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ピアノの森

 

ピアノの森を完読して思ったこと!

 

つい先日、全26巻ある「ピアノの森」を完読しました。

 

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ショパンコンクールの本戦に入ってからのストーリー展開は、1人1人のキャラクターそれぞれが抱えていた過去の人生模様などもあり、おもしろかったです。

やはりピアニストとしては、ただ単に技術が高いだけではなく、様々な紆余曲折を乗り越えた人にしか表現できない音楽や音の個性があるんだなと思い、最後は本当に感動しました。

 

格式の高いイメージがあるクラッシック音楽の世界を舞台にした「ピアノの森」を完読して思ったことをまとめてみたいと思います。

 

とにかく練習あるのみ!

 

「ピアノの森」のストーリー展開は、小学生高学年から始まり、中学・高校と進み、最終話では主人公の年齢は19、20歳頃で終わっています。(裏主人公は50歳頃)

コンクールに出るような人たちは、小学生の頃からあらゆるものを犠牲にして、とにかく来る日も来る日も練習漬けの毎日を過ごしています。

 

一流の演奏者になるためには、やはり近道や抜け道はなく、基本練習を徹底的に指導者の元でやり、楽譜と会話をし、ライバルの演奏にも耳を傾けて切磋琢磨してお互いに成長していきます。

 

「今日は調子が悪いとか、忙しいとか、疲れた」などのいいわけをして練習をさぼるようなことはしないのです。

 

あらゆる試練や境遇も音楽の糧になる!

 

このマンガの主人公である一ノ瀬 海(いちのせ かい)は、音楽の才能こそはありますが、親や生まれ育った環境などを考えると、かなり過酷な境遇で生きてきました。

「裕福な家庭環境での習い事」という感じとは、かなりかけ離れた家庭環境で育っています。

 

それでも一流のピアニストになると決断をした時から、小学生の時から働きながら学校に行き、勉強もしてピアノの練習も続けてきました。

生まれ育った環境が仇となり、数々の試練や横やりも入ってきますが、それでも自分の運命に立ち向かい、真摯に音楽に向き合う姿勢はやがて自身の音楽を表現する上での糧となり、音楽家として大きく成長していきます。

 

選ばれし人間も世界にはいること!

 

音楽の世界では、どうしても努力と根性では乗り越えることができない大きな壁があります。

それを一般的には、「才能やセンス」とも言われますが、ある種、音楽の神様に選ばれた人も世界にはごく稀にいるのも事実です。

 

本の主人公である一ノ瀬 海は選ばれた人間の1人ですし、後半の舞台となる「ショパンコンクール」に出てくるライバルの中にもそういった人が数人います。

 

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現実の世界でも当然その類の人間は存在しており、とくに音楽や芸術の世界では、そういった人たちは後世にまたがって多くの作品と功績を残しています。

 

先生や師匠との出会いは本当に大切!

 

「ピアノの森」での最大のテーマは、ピアノの先生と生徒との様々な人間ドラマであり、成長の記録です。

そして、最後の方には、交通事故で手をケガしてから世界の表舞台から一線を退いた主人公のピアノの先生である阿字野(あじの)との先生と生徒との垣根を超えて、良きライバルになるというストーリー展開です。

 

この展開に関しては、実際に最初から通してラストまでを読むと本当に感動します。

やはり充実した人生を生きる上では、良き先生や師匠との出会いは本当に財産であると思いました。

 

自分の力を信じること!

 

スポーツの世界とも共通しますが、世界大会のコンクールに出演する人たちは、みんな血の滲むような練習と努力をしてきています。

そんな中でも本番の1発勝負に全身全霊をかけて臨みます。

平常心を保つことだったり、ミスを引きずらないことだったり、ライバルの存在に意識を傾けすぎないことだったり、演奏する力以外の強靭な精神力も必要とします。

 

やはり最終的には、自分自身の力をどこまで信じきれるか?

他の誰よりも自分の力をしっかりと認めて信じることも大舞台となると、とても大切になってくると思いました。

 

ピアノや音楽に興味がない人でもおもしろく読めるマンガだと思ったので、簡単に紹介しました。

 

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