オススメの本!

人生の勝算~ファンビジネスっていいな!

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人生の勝算

 

お笑い芸人である、キングコングの西野さんが絶賛し、秋元康さんにホリエモン以来の天才だと称賛されている前田裕二さんが書いた本である「人生の勝算」。

 

 

昨今のライブ動画配信ブームの火付け役?であるSHOWROOMを立ち上げた若手の経営者です。

私の場合、今は退会しましたが、News Picksの有料会員の時に前田さんのことを知り、かなりビジネスマンとして先見の明がある方だなと思っていました。

実は発売当初はやたらと著名人の方が推薦の声を挙げて宣伝するので、何か生理的に「買いたくないな」と思ってしまい、amazon Kindleの読み放題で無料になってから読みました。

 

 

 

結論から言うとかなり良い本でした(笑)。

 

波乱万丈な幼少期を過ごした前田裕二さん!

 

一見するとこの方はイケメンで今をときめく若手のIT社長。

そして、去年話題になったのが女優の石原さとみとの熱愛報道。

はっきり言って世の男性からすると、うらやましいことだらけの人生を送っています。

 

しかし、実はかなりの苦労人であり努力を惜しまない熱い方です。

8歳の頃に両親を失くし、親戚じゅうをたらい回しにされて「お金」には本当に苦労したそうです。

 

学生の頃にギターを片手に「路上ライブ」をしますが、それは日々の身銭を稼ぐための手段として始めたのがきっかけなので、なかなかの境遇を生きています。

この路上ライブでの原体験がのちの「SHOWROOM」のサービスの設計のヒントとなっています。

 

また外資系の投資銀行に勤めていた時もとにかく早く「スキル」を身に付けるために、仕事・仕事そして勉強の毎日で365日ひたむきに頑張ってきた姿勢には頭が下がります。

それだけ熱い熱量で努力をしてきた結果が今に繋がっているので、本書を読めば石原さとみも惚れたのも理解ができます。(私も惚れました)

 

新しい形のファンビジネスの設計!

 

彼が立ち上げた動画サービスの「SHOWROOM」はご存知ですか?

 

SHOWROOM

 

AKB48やまだそこまで認知度が高くはないアイドルなどが「ライブ配信」していることで有名になったサービスです。

最大の特徴の1つは、サイト内の設計がアバターの文化を作り、仮想空間化している点です。

 

クオリティーの高い動画を編集して作り上げるYoutubeや、一芸に秀でたパフォーマンスを披露するニコニコ動画などとはかなり路線が異なります。

言ってしまうと悪いですが、配信する側の動画コンテンツの質は低いと思います。

いや、そもそも作り上げる世界観が違います。

 

SHOWROOMを使うユーザーはレベルの高いコンテンツを求めてる訳ではなく、ただ気軽に横と繋がりたいだけなんです。

本書でも述べられていますが、いつまで経っても潰れないスナックのママさんビジネスです。

 

報われるエンターテイメントの世界を構築したい!

 

前田さんが思い描くぶれない人生のコンパスとして、「エンターテイメントの世界を変えたい!」という想いがすごく伝わってきます。

ルックスが良く高いパフォーマンスを披露できるほんの一握りの人しか活躍できない世界ではなく、努力の量に応じて成果が報われる仕組みを作りたいというものです。

 

これは時代背景の流れとして「モノ消費」→「コト消費・ストーリー消費」に転換したことも一因あります。

求められるコンテンツの質が徐々に変わってきているのです。

 

努力の量=更新頻度!

 

SHOWROOMで人気が高くファンの数が多い人は特別な才能やルックスが格別いいわけではありません。

もうこれは運営側としてデータに出ているようですが、ライブ配信をする更新頻度が高く、積極的にファンの方とコミュニケーションをとる人が人気が高いようです。

 

まさに「会いに行けるアイドル」というコンセプトで大ブレイクした、AKB48の成功法則のロジックです。

それのネット版として、沢山更新してお話をしてくれる演者に親近感と好意を抱きファンになってくれるそうです。

ほんと誰にでも成功のカギが渡されています。

 

忘れがちだけど生きがいって大事だと思う

 

エピローグから抜粋します。

 

今までに、何度も壁にぶち当たりながら、その壁を打ち破っていく過程で二つの大事なことに気付きました。

 

一つは、どんなときも揺らぐことがない、深く大きな愛情を持つこと。

少し角度を変えて言い換えれば、他者に対する想像力、共感力といった思いやりの気持ちを持つこと。

 

(中略)

 

そして、もう一つ、更に大切なことがあります。

それは、人生の価値観、向かうべきベクトルを明確に持つこと。

つまり、「人生のコンパスを持っている」ということです。

コンパスを持つためには、とことんまで自分と向き合って、自分の心と深く対話する必要があります。

 

自分の内面と必死に向き合う過程で、僕は、大変な宝物をもらいました。

 

本のタイトルである「人生の勝算」とは、生きがいを持つことかなと個人的には思いました。

 

感想!

 

「ホリエモン以来の天才」と称されている前田さんですが、かなり真面目な方で人柄が良いことがすぐにわかります。

実は、ホリエモンも本当は「良い人」なのにあえて「悪役」を演じますが、前田さんの場合はストレートです。

 

恐らくホリエモンのように「器用」ではなく「不器用」だから素の自分で勝負し、とことん努力をしてきたのだと思います。

サラリーマン時代の回想を読むだけでもいかにまだまだ自分が勉強不足であり、行動の量も少なかったなとハッと気付かせてもらえました。

 

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