たったの一代でジャニーズ事務所という男性アイドルグループの帝国を築きあげてきた名物社長であるジャニー喜多川氏が、2019年7月9日に永眠しました。(享年87歳)
もうテレビやネットニュースなどではこの話題がひっきりなしに報道されているので、彼の影響力の高さと彼が育てあげてきたタレントたちが大スターとなり、輝いていることには異論はないと思います。
【事務所コメント全文】ジャニー喜多川さんが死去 「最愛の子供達の愛に包まれながら」
ジャニーズ事務所は9日、代表取締役社長であるジャニー喜多川さんがくも膜下出血のため亡くなったことを発表。87歳でした。https://t.co/kuLbLRTqWQ pic.twitter.com/tmkozgJxQ9
— BLOGOS編集部 (@ld_blogos) 2019年7月9日
芸能界の一大巨頭のトップが亡くなりましたね。
これで「男性アイドル」も群雄割拠な時代がくると思います。
これからの新体制での手腕が試されると思います。 / ジャニー喜多川さん 死去 87歳 (NHKニュース) #NewsPicks https://t.co/Rh1FiTcol7— キングひで@ギターブロガー🎸 (@hidetaka0908) 2019年7月10日
音声動画はこちら。
才能ある少年を見抜く目を持っていたジャニーさん!
タレントたちから「ジャニーさん」と呼ばれ慕われていたジャニー喜多川氏。
ジャニーズ事務所には、連日明日のスターを夢見る子供たちの履歴書が届くようですが、その少年の顔写真を見て一次審査をするのはジャニーさんの仕事のようです。
そして、彼の千里眼では、10代前半の少年の顔写真を見て今後美少年になり、且つ個性あるタレントとして光るものがあるかどうかを見抜けるとのことです。
審査段階では、イマイチぱっとしないような子どもでも彼の目には10年後の未来が見えるというのです。
ダンスレッスン以外は何もコーチをしない自由な教育制度!
SMAPやV6や嵐やKATTUNや、去年デビューしたばかりの期待の新人である、King&Princeもジャニーズに入所したらジャニーズJrとして例外なく先輩のバックダンサーとして踊る下積み時代があります。
ただ1人だけ例外があり、このジュニアとしての下積みが一切なく、いきなりデビューをしたのがV6の岡田准一であり、今では名俳優として名前を連ねています。
しかし、ジャニーズ事務所では歌のレッスンも演技のレッスンもせずやるのはダンスのみです。
しかもそのダンスレッスンも振り付け師が手取り足取り丁寧に教える訳ではなく、いきなり曲を流して踊り出して「見て覚えろ!」という方針です。
「覚えられない=仕事がない」という図式が成り立ち、少年たちは必死に目で追いながら振り付けを覚えます。(何10曲も)
小中学生の頃から厳しい環境で振るいにかけられ、先輩のバックで踊りながら芸を自分から盗む努力をし、その行方にCDデビューをするという教育制度です。
グループのメンバー構成にもジャニーさんのセンスが...
デビューをするグループのメンバー選びやグループ名などもジャニーさん自らが考えます。
このグループの構成も数年先のビジョンを考慮しています。
メンバー全員が、「エース級のイケメン」では固めないのです。
これに関しては、以前元SMAPの中居君がテレビで考察していましたが、プロ野球のチーム作りを参考にしてるのでは?と言っていました。
SMAPで例えるとグループを作った当初から人気の高かったのは、木村と中居の2人。
年下組の草なぎと香取の2人はジュニア時代の人気も知名度も低かったようですが、この2人が数年後にしっかりと化けるとこのグループは大成すると見越してグループを構成しているようです。
それは他のグループ作りにも言えるそうです。
定説としては、「エース級のイケメンをセンターにし、それを支える個性豊かなメンバーです。」
カリスマがいなくなった今後はどうなる!?
自分の名前を会社名にしてしまい、育てたタレント勢からも絶大な信頼を得ていたジャニーさんは、画に書いたようなカリスマ経営者です。
昨今のジャニーズ事務所と言えば、2016年に起こったSMAPの解散以降、度々タレントがトラブルを起こしたり、グループを脱退したり、事務所自体を退所する人が増えてきました。
これは、はっきり言ってジャニーズ事務所の体制が今の時代に合わず、タレントたちの不満が募ってきた証拠でもありますし、そもそも男性アイドルという商品が高齢化してきて、ファンから求められるものと実年齢との差のギャップに違和感を抱いているのも明白です。
子どもの頃から育ててもらったという恩義を感じて頑張ってきた人たちが、ジャニーさんという求心力が無くなった後にどう出るかは不思議ではないと思います。
とりわけ元SMAPの中居君の動きに関しては前から噂が挙がっていました。
個人的には、V6やKinki kidsなど20年以上活動をしていたグループが活動休止か解散をするのではないかと予想しています。
タッキーの手腕の程は!?
去年、タッキー&翼として活動をしていたタッキーこと滝沢秀明がタレントを引退し、ジャニーズ事務所の後継者として若手の育成に力を注ぐ宣言をして注目を集めました。
もうタッキーと言えば、ジャニーズJr黄金世代と言われていた中心人物であり、10代の頃から大スターであり、ジャニーさんからも1番可愛がられていたことで有名です。
ジュニア時代からリーダーとしての素質を買われ、人気もありましたが、後輩の面倒見もいいことで知られ周りからは「小さなジャニーさん」と呼ばれ人望もあった人です。
相思相愛の関係でジャニーさんの仕事ぶりを1番近くで見ていたため、舞台演出や脚本作りやセット作りなどの裏方の仕事も率先してやっていました。
そのためジャニーさんからの信頼も高く、且つ今後のジャニーズイズムを継承させるためにも色々なことを教わっていたようです。
ただ一言言えることは、タッキーは若手(ジュニア)の育成に大半のエネルギーを注いでおり、デビュー組や自分よりも先輩に当たる人たちに関してはほとんど興味がありません。
You Tubeチャンネルを作ってしまう革命!
ジャニーズと言えば、今まではWEB媒体での動画はもちろん写真やSNSなどの規制が厳しいことで有名な事務所です。
それが今年に入ってから早速タッキーが今までの歴史を覆す一手をやってきました。
何とジャニーズJrのYou Tubeチャンネルを作り一般公開しているのです。
もうこれは今までのジャニーズでは考えられないことです。
ちなみに私は、トラジャことTravis Japan推しです(笑)。
リハーサル動画以外にもYoutuberっぽい企画とかもしていて、「ずるいだろ!」と嫉妬してしまう位にクオリティーも高いです。
今までの古き伝統も守りながら新しいことにも果敢に挑戦してくると思います。
今後もジャニーズ事務所の動きから目が離せません。