「ダイバーシティ時代」とか「働き方改革」などと言われるようになり、日本でも今までとは異なる視点やコミュニケーションを取ることが大事になってきています。
外国人や世代間などの考え方や、環境の違いも柔軟に受け入れていく姿勢がより一層求められています。
多様な人たちと円滑なコミュニケーションを図るために知っておきたいキーワードを共有したいと思います。
アンコンシャス・バイアスを知っていますか?
アンコンシャス・バイアスという言葉を聞いたことがありませんか!?
アンコンシャス・バイアスとは、無意識の偏見という意味を持ち、自分の言動や振る舞いに無意識のうちに思い込みや先入観が表れてしまうことを指します。
この無意識(無自覚)の偏見は誰にでもあり、その自分自身が持っているバイアス(思い込み)を意識化して見直しながら人と接することが大切です。
無意識のバイアスが引き起こす3つの壁!
円滑なコミュニケーションを阻害する3つの壁に注意することがこれからの時代には大きな差となってきます。
1、ステレオタイプ・スレット
物事を分類して、先入観で評価すること。
自分自身にも影響・反映し、選択の幅を狭めることもあります。
例)
・最近の若者はあいさつや礼儀がなっていない
・シニアはパソコンが苦手
・女性が家事や育児をするべきといった役割意識
2、身内意識とよそ者意識
自分と同じ集団に属する人は安心して信用し、反対に知らない集団の人々には違和感を持ち警戒する意識。
例)
・日本人と外国人との文化や環境の違い
・同窓会の繋がりや同じ部署の人たちとの関係性
3、マイクロアグレッション
些細な侮辱、ぞんざいで横柄な態度をとること。
取るに足らないと思われるような些細な侮辱が重なって、差別・排除が助長されていきます。
例)
・たびたび相手の話をさえぎって口を挟む
・人の名前を間違えたまま呼び続ける
などなど。
多様な人たちと接する中では、「びっくりしない・恐れないこと・自分もフィルターをかけられていることを理解すること」が大事で思いやりを持った相互理解に務めることが大切です。
個人の価値を尊重すること!
ダイバーシティ(多様性)が進むとより一層「個人の価値」が尊重されてきます。
一人の人間としての価値観や個性の違いを受け入れる心の広さや、柔軟な姿勢が求められ、頭でっかちな人や固定観念が強い人は生きづらさを感じてしまうかもしれません。
そういう意味では、プライドの高さなどは仇となってしまう可能性がありますので、謙虚な姿勢でコミュニケーションをとることは意識して行った方が得策です。
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オープンマインドでいよう!
性別・国籍・年齢・価値観・ライフスタイルの違いを認め合い、「個」を活かし、チームで助け合うためにも、団体競技のスポーツなどからも参考になるアイデアが沢山あると思います。
結局のところ人は1人では生きていけないし、1人でできることはたかが知れています。
すべてに対して心を開き、オープンな態度で他人と接することが重要となります。
お互いの強み・弱みを共有して分かち合い協力していくことで仕事も楽しくなるし、人生も豊かになってきます。
アンコンシャス・バイアスを乗り越えるために...
無意識の偏見を乗り越え、お互いに気持ちよく人間関係を築くために簡単にできることは、「相手の話をしっかりと聞くこと!」です。
丁寧に傾聴することで他人からも信頼されやすくなり、一旦「信頼」を勝ち取ると今後のコミュニケーションも密度が濃くなりスピードも増して多くの良い結果が得られます。
まとめ!
・自分が持っている無意識の偏見を自覚すること。
・みんな個性があり、違いがあることを理解した上で人と接すること。
・オープンマインドな姿勢でいること。
・とにかく相手の話を丁寧に聞くこと。
いかがでしたか?
少し意識してみると色々と気づきがあるかと思います。
まずは簡単に今の自分でも出来そうなことから取り組んでみて「習慣」にしてみるとそれがやがて大きな「力」に変わってきます。