はじめの一歩を踏み出そう!
成功する人たちの起業術
著者:マイケル・E・ガーバー
日本では、この手の経営やビジネスに関した内容では、知名度的にはどうしてもピーター・ドラッガーの方が有名ですが、本国アメリカでは圧倒的にこの本の著者のマイケル・E・ガーバーの方が有名らしく、多くの人に影響を与えてきた人物らしいです。
この本を読もうと思った理由!
私自身も全く知らない人物だったので完全にノーマークでしたが、あるセミナーに参加した時に尊敬している経営者の方に薦められた本だったので、素直に購入したことがきっかけです。
読んだ感想は、まさに「目から鱗でした!」
いかに今までの自分が視野のせまい見方で物事を見て行動していたかがわかり、正直なところ耳の痛い話でもありました(笑)。
今までに読んだビジネス書の中では余裕で私の中のベスト3の中には入る良書です。
この本の内容を簡単にまとめてみます。
成功するための7つのステップ!
1、事業の究極の目標
「あなたが望む人生の目標とは?」
ずっと自分が作った会社で働き続けたいのか? それとも後継者を育てたいのか? それとも会社を売却したいのか?
ライフバランスを考えてどんな人生を送りたいかを考えながら事業(ビジネス)も作らないと後で大いに苦労するし、失敗をする道を歩んでしまうことになる。
2、戦略的目標
人生設計の一部として事業をしっかりと考えること。
3、組織戦略
仕事の役割分担を明確にする。
多くの人が最初はすっ飛ばしてしまうことではあるが、会社を大きくする前に組織図を明確にして、作ることが大事。
4、マネジメント戦略
システムが顧客を満足させる。
優秀な人ではなく、誰がやってもある程度はお客を喜ばせることができるシステムを構築すること。
5、人材戦略
事業とはゲームである。
会社で働く従業員がワクワクするようなゲーム(ルール)や企業風土を作ることが経営者の大切な仕事の一つである。
6、マーケティング戦略
顧客の言葉を学ぶ。
顧客のニーズや心理などを深く探求してそれを満たしてあげること。
7、システム戦略
モノ、行動、アイデア、情報を統合すること。
書評動画!
既に事業(ビジネス)を始めてる方にとっては、仕事を見直す良いきっかけになりますし、これから起業することを考えてる方にも参考になる本だと思います。
起業家が、つい陥りやすい罠や考え方などが掲載されているので、定期的に読み返すことも大切だと思います。